丸山も、最後に形式テンパイを入れる。
を切って、
のシャンポン待ちだ。
茅森がツモったのは、

だった。
「ロン」

!!
そうか。ホウテイか!
その局の最後の牌では、「ホウテイ」という役がついて出アガることが出来るのだ。

リーチ棒が合計4本と、ホウテイ赤の2600点が丸山に入る。
大きなアガリだ。

返す刀で親番の丸山は、

5巡目にシャンポン待ちで即リーチをかける。
そこへ、

不敵な ω を浮かべながら、

茅森がゼンツ!
ドラが雀頭の678三色イーシャンテンだ。
「ロン」

これが丸山に捕まることに。
リーチ赤、3900のアガリ。

丸山への連続放銃となった茅森。
だが、これくらいで胸の青い炎が消えることはない。
東3局1本場、

茅森は七対子イーシャンテンの手格好から動き出す。
第一打のがいい味を出している、トイトイドラドラの仕掛けだ。

これを見事仕上げ切って、2100-4100のツモアガリ。
これで茅森が再びトップ目に。

続く東4局の親番では、滝沢のリーチに対してタンヤオで交わそうとカンチャンを鳴いて、打とする。
「ロン」

このが、自風の
を鳴いていた丸山に捕まる。
赤赤ドラの8000点のアガリだ。

気迫と気迫のぶつかり合い。
「私がトップをとるんだ」
という気持ちが痛いほど伝わってくる、茅森と丸山のガチンコ勝負。
南1局は茅森のターン。

赤を仕掛けて、丸山からを討ち取る。3900点のアガリに。
南2局は丸山、

辛抱強くの
を残し続けて、ここで789の三色にスイッチ。
3枚目のを仕掛けてテンパイを入れるも、
奇しくも茅森の待ちは、丸山と同じであった。
団子状態のまま南3局に突入。