伊達ちゃんを引っ張り出せ! 連続MVPを狙う瑞原明奈、ポニーテールでの追走劇【Mリーグ2022-23観戦記3/16】担当記者:ゆうせー

東4局は、

松ヶ瀬とのリーチ合戦となって、

ハイテイで瑞原がツモアガリ!

リーチツモハイテイピンフ赤、2100-4100のアガリで東城を交わしてトップ目に。

だが、依然混戦ムード。

南1局1本場

瑞原はピンズの一通が見える手牌から、打【7マン】とする。【6マン】【9マン】が薄くなっているため、雀頭を固定。

次巡、

【4ソウ】を引いてこれをツモ切り、

ソウズをカンチャンに固定したのは、

そう、このツモで234の三色があるからだ! 234三色ならタンヤオとも絡む。

盲目的に一通を狙わない、見事な手順だ。

ここで、

瑞原は小考し、

【8ピン】とした。

これは、親の瀬戸熊をマークした一打だ。

立体図を見てみよう。

上家の瀬戸熊は、【5ソウ】【4ピン】と真ん中の牌が2枚も余っている。さらには1枚切れていたとはいえドラの【白】も見切っており、すぐリーチが来ても不思議ない河と言えよう。

どのみち【1ピン】を切るなら一通は崩れる。瑞原は瀬戸熊に危険な【8ピン】を先に逃しておいて、余っている牌を瀬戸熊の現物で揃えたのであった。

瑞原は、こういった対戦相手との間合いのとり方が非常に上手い選手だ。さらにはこの局で見せた234手順のように手組みのバリエーションもどんどん増えてきている。

「間合い」と「手組みの良さ」が2年連続の活躍につながっている。

終盤に差し掛かって、

瑞原は【3ソウ】をチーしてテンパイをとった。

そこへ、

東城が七対子で追いつく。

盤面はこうなっていた。

東城は、

【7ピン】とした。

今松ヶ瀬が手出しをした【南】が対子落としではないか、というのが狙いだ。チームポイント上のライバルである、雷電瀬戸熊の親を流すことを主たる目的とした。

東城の次のツモは、

なんということだろうか。

東城は河に【7ピン】を並べた。

その直後、

瑞原が三色となる【2マン】をツモアガリ。

タンヤオ三色、500-1000は6001100のアガリとなった。

瑞原にとっては狙い通りの、そして東城にとってはあまりにも悲しい結末となった。

さらに瑞原は、南3局1本場

ピンフ赤のアガリを決めて、トップ目でオーラスを迎える。

南4局

テンパイ一番乗りは瑞原だった。無防備にならないように、役無しながらもダマテンに構える。ツモアガリや、【發】をポンしての役アリテンパイへと切り替えることが狙いだ。

そこに、

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