【悲報】麻雀の残酷さが詰め込まれた試合が放送されてしまう─ 滝沢和典に襲い掛かる悲劇のブルーマンデー【Mリーグ2022-23セミファイナル観戦記4／17】担当記者:徳岡明信

思わずぼやいてしまいたくなるようなジャストミート。
滝沢が2局20000点以上も黒沢に献上してしまう…

(全然コツコツじゃないやん…ガッツリ持っていくやん…)

更に滝沢の悲劇は継続する。
何なら南2局1本場は本日最大の悲劇では無かろうか…

メンホンのチートイツもメンツ手もイーシャンテンの手牌。
ぜっっっっっっっっったい！　に間違えたくない局面だ。

とはいえ難しすぎるこの選択肢。
あなたなら何を切りますか？

染め手において、数字が続いている【連続形】はとても重要で
上記の手牌で言えば
ツモでとの部分が繋がる形となった。

のトイツ落としでチンイツＧＯＧＯ！　を考える方も多いのではないか。

しかし上記の滝沢の牌姿だと少し特殊で
連続形の旨味が
2枚切れとが手牌に無いことで
やや、いや大分薄れてしまっている。

ここから打とした場合、

受け入れは
カンとのシャンポンのみ。(1枚2枚切れ)
もちろんツモやなどで形は良くはなるが、

そもそもメンホンチートイツのイーシャンテンでもある為、チンイツ移行するのは今回のケースに限りかなり損な選択と言える。

クールでナイスガイな表情で珍しく長考する滝沢。
滝沢の出した答えは、

ツモ切り！

先程の説明の通り、チンイツ移行してしまうとかなりアガリに遠ざかるこの手。
メンホンチートイツとメンツ手のイーシャンテンをキープする一手だ。
これが無難かつ、最善手に見える。

苦しい状況でもこのような難しい手牌を間違えない滝沢はさすがのトッププロである。

次巡にが重なりメンホンチートイツのテンパイ。
場に見えていないのは、
は1枚切れている。

滝沢は枚数に逆らい切りリーチとした。マンズは上の方が場に切られていて、状況は良く見える。

このリーチを何としても成就させて負の連鎖を断ち切りたい。

しかし、そろりそろりと背後からやって来たのは
本日何度も滝沢とバチバチのめくり合いを展開している仲林だ。
をプッシュして、ここはめくり合わずに滝沢の宣言牌である待ちでこっそりとダマテンとする。

日本のどこからか聞こえてくる…
ABEMAの画面の前でヒソヒソと話し声が…

「嫌な予感しかしない…
もしも麻雀に【流れ】というものがあるならば
タッキーが4ｍでツモアガリを逃し
その4ｍで仲林さんに放銃する流れよね～」

「そんな漫画みたいな話あるか、、、、、」

「うぎゃゃゃゃあああああ！！！！！」

どこからともなく聞こえてくる悲鳴。
日本中至る所から聞こえてきた気がした。

石田マネージャー、今日はもうタオルを投げてあげて下さい。