を空切りしてですよ~アピール。
このアピールに即座に応えてくれたのは東城であった。
1000は4000点のアガリ。
最後は浅井と東城が連携して、粘りに粘る石井と優を振り切った。。
これぞ条件戦というような終幕。
間違いなくこの2半荘トーナメントは名勝負。
4人の製造機が作り上げた芸術だ。
1半荘目のリードを余すことなく使い切って完勝した浅井堂岐。
ここ最近の充実ぶりそのままに総合1位通過だ。
近い将来、この男が色付きのユニフォームで再びこの舞台で麻雀をしている姿が容易に想像つく。
Mリーガーとして、
フェニックスのポイントゲッターとして、
いやいや、1人の麻雀打ちとして
負けられない戦いに勝利した総合2位通過した東城りお。
対局中の冷静に燃える表情とは一変、
愛くるしい笑顔でインタビューに答えていたのが印象的であった。
東北の星は諦めが悪かった。
しかしその姿は泥臭く輝いていた。
総合3位で終えた石井良樹。
自身の結婚記念日である今日という日にこんな大舞台で麻雀を打っているのだ。
家庭持ちの麻雀プロの鏡ではなかろうか。
胸を張って東北に帰って頂きたい。
その帰り道の光跡は、必ずしやMの舞台への道しるべになっているはずだ。
今宵何度も何度も麻雀界を沸かせてくれた鈴木優。
総合4位という結果にはなってしまったが
その雄姿は全国の麻雀ファンを虜にしたことは間違いない。
来シーズンの航海の準備に取り掛かろう。
シャーレという名誉の光を放つお宝を奪い返す為に。
予選1stステージも残すところあと2卓となった。
本日のJ卓に負けない程の熱戦が期待される。
遠く険しいピラミッドの頂点に立つのは誰なのか。
今後の試合も見逃し厳禁だ!
最高位戦日本プロ麻雀協会46期前期。九州在住のプロ雀士。
麻雀と愛猫(ピンフ)を愛してやまない。嫁の小言にはベタオリ気味。
著書:最高位戦コラムFACES
Twitter:@aktk0207