(左から)猿川真寿 中田花奈 鈴木大介 高橋暁監督 ※菅原千瑛は欠席 ©Mリーグ
「開幕戦出場については知名度的に、自分になるとは思っていませんでした。純粋に期待してくれている人が多かったということで、うれしく思いました。相手は『倒しに来たな』という感じの開幕メンバーが出てきたので、逆にやっつけようと、自分の中で燃えてきている感じがします。あの場にまだ座ったことがないので、そこに対しての期待と不安みたいなものはありますが、麻雀自体は長くやっていて、対戦メンバーも何度も対戦したことがあるので、普段通りに打てればと思います。BEAST Japanextは、麻雀や人間性とかも含めて魅力的なメンバーがそろったと思います。これからファンの方も増えて、よりMリーグを盛り上げられるようなチームとしていきたいと思います」
「将棋の対局と結構似ているのですが、ここ数日で気持ちを作ってきて、今は本当に前向きな気持ちでいられています。麻雀は、基本的には卓についてしまえば同じだと思っていますが、今日自体は初めての経験なので、出たとこ勝負のところもあります。初めてのことも全て楽しみながらできればいいかなと思います」
「ドラフト会議が終わってからチームで集まる期間がたくさんあって、麻雀を教えていただいたりしてきました。始まるとなるといよいよチーム感が出てきますね。セットを打つときとかは対戦しているので『勝つぞ』という気持ちで打っていましたけど、いよいよチームとしての麻雀の戦いが始まるんだと感じています。これまではMリーガーの方に取材するお仕事などで共演する機会が多かったのですが、同じところに座っていることにはまだ違和感もあります。このありがたい機会をいただけるということで、Mリーガーの方による麻雀の面白さを伝えてくれるような試合を見てきたので、私もそういう試合をしなければいけないと思っています」
高橋暁監督
「弊社の『MリーグNo.1への道 BEAST ROAD』という応援番組が毎週水曜日に生放送でありまして、選手のみなさんにはほとんど出ていただいて、そこでチームとしての結束力やコミュニケーションを図ってきました。私としては本当にいいチームになって開幕戦を迎えることができたと思っています。あとは選手を信頼して応援するだけです。とにかく思いっきり全力で、1年目だからこそできる麻雀を打っていただきたいと思っています。
―菅原千瑛について
菅原選手ももちろん『BEAST ROAD』に出ていただいて、そこで気持ちもみんなで作ってきています。ご自身もオーディションを勝ち抜いてきた自負を持っていますので、出番が来たときには活躍してくれると思っています」
―大介選手に伺います。シーズン前のコメントで、大介選手を意識するコメントを出しているMリーガーが多かった印象がありますが、ご自身としてはいかがでしょうか
「とてもうれしいことです。自分自身が麻雀のプロになったきっかけが、麻雀のトップを目指したいということでした。Mリーグは一番注目を集めるステージもありますし、そこで注目されるのは光栄に思っていたところです。逆に、その中で戦ってこられた実績のある方々にそうおっしゃっていただけるのも非常に光栄なことで、自分としては本当に真っ向勝負がしたくてこの世界に入ってきたので、どちらが強いか、とにかくぶつかって麻雀の技術で戦ってみたいという気持ちです」
(敬称略)
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。