止まない雨は無いんだよ
高宮まりが上げる
復活の狼煙
文・徳岡明信【月曜担当ライター】2023年12月4日
早いもので今年も残り一か月を切り、2023年もカウントダウンが始まっている。
師走、Mリーグ戦線を駆け抜けていくチームはどこになるのか。
サクラナイツが首位の座を奪い雷電が大きな負債を背負いマイナス圏へと下降してしまった先週までのチームポイントランキング。
本日は2位・4位・5位・8位の対決となる。
中田、高宮の女性陣が初トップとなるか、
近況連続4着の松ヶ瀬が復調となるか。
そして注目のこの選手
現在個人首位、チームも躍進の+3桁に乗せて
個人首位の園田賢。
11月は登板した試合全連対をマークし
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
絶好調男が今宵もトップを奪い切るか。
今週も好カードの試合から始まる!
東家:園田賢 (赤坂ドリブンズ)
南家:中田花奈 (BEASTJapanext)
西家:松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)
北家:高宮まり (KONAMI麻雀格闘倶楽部)
高宮のテンパイ粘り
中田が3900、7700のアガリを連続で決めて先行する形で始まったこの試合。
連荘しての東2局1本場。
またも先行するは中田だ。
1枚目のは悠々とスルーし、形が盤石のところでタイミング良く出た2枚目をポンしてのテンパイ。
そこに追いつくは園田だ。
を引いて躍るような手つきでリーチ宣言。
一発で園田のアガリ牌を掴む中田。
も通っておらず、親でリャンメンのテンパイならこの放銃は致し方無しかと思われたが、
現物のを落として迂回する。
・と両無筋に当たるは2900の手で押すには見合わないと判断。
トップ目という事が最も大きいだろう。
高宮が最終手番でテンパイ。
はにのみ当たる無筋だが、のワンチャンスである。
残りの無筋はにと
通せばテンパイ確定、オリれば失点確定だ。
残りの無筋はの他にととととの計7筋で
単純1/7の放銃率かつワンチャンスならと勝負に出た。
高宮の見事な粘りでこの局は2人テンパイで流局。
この粘りが後々大きく響いてくるとは。
トリックプレイのその先
東3局2本場
念願のヘッドが出来てテンパイの園田。
(が3枚も被ってしまったことについては触れないでおく)