この時、は山に0枚。
その後、ドラ暗刻の堀選手からリーチが入ります。
ダマテンのおかげで負け確定のめくりあいを回避した大介選手は、フリテンのシャンポンに待ちを変化させ
「手なりの倍満よりも嬉しい」と自身で評したツモのみのアガリ。
東4局
ここまで針の穴を通す選択の連続で凌いできた大介選手に、ついに好配牌が入ります。
「神様がね、やっぱりいるんだな」と、この時は感じていた大介選手でしたが、ここから思ったように手が伸びず
テンパイ一番乗りは亜樹選手でした。
先週金曜日に同じ形で高めピンフの四面待ちのリーチを打っていた瑠美選手の
仇を打つ、リーチツモピンフ裏3。
このアガリで苦しい状況のチームに光が射してきました。
南2局
亜樹選手のリーチに対し、仕掛けていた堀選手にもテンパイが入ります。
押し引きのバランスは麻雀において勝ち負けに直結する大事な部分です。
それぞれの陣営に分かれて話し合いが行われ、押すか引くかを選ぶことになります。
守備側陣営『待ちの悪さ』『打点の低さ』『余り牌の危なさ』
攻撃側陣営『手牌の守備力の弱さ』『通っていない無筋の本数』『得点状況』『供託』『面白伏線』
待ち悪:場況の悪いカン伍萬ではちょっと…
低打点:それにリターンも1,000点しかないですし…
供託2:打点の件に関しては供託で充分カバー出来るので問題はありません。現在個人スコア1位の鈴木優選手は、供託回収本数も17本で1位。供託の回収が個人スコアに繋がるという結果も出ています
伏線話:皆さん、思い出してください。開局に高宮選手が亜樹選手のリーチをカン伍萬待ちで粉砕していたことを
堀議長:関係ない話は控えてください
点状況:ラス目なんだから攻めないとダメでしょ
守備側:ラス目だけど2着目大介選手の親だし、降りてても2着は近いし無理するところじゃないようにも思えますが?
点状況:確かに
危険牌:わたしの余剰牌、危なすぎぃ
無筋太:残った無筋の本数が18本中11本。そのうち本線はマンズの無筋と四筒の跨ぎ筋を合わせた6本。ドラ受けの固定されやすさなども加味すれば六筒は本線の中では比較的通りやすいとも考えています。放銃確率は10%もないでしょう
点状況:確かに
危険牌:確かに
守備難:そもそも安全牌が6索1枚しかないので、今から降りきるのは厳しいです。先にアガリ切れば失点ゼロ、攻撃は最大の防御ですよ
堀議長:確かに
といった脳内会議(0.5秒)の結果、をプッシュ。
次巡、掴む。
待ち悪・点状況・危険牌・守備難・無筋多:緊急会議の開催を要求します
流れ:?
流れに押し切られる形で切られたが
亜樹選手に捕まり3,900の放銃。
ここから失点を取り戻すために失点を重ねるという悪循環にハマってしまった堀選手は、MVP争いから一歩後退する痛恨の4着となりました。
オーラス、ハネマンをアガれば3着から1着になる大介選手は
タンヤオドラのカンでリーチ。
一発・裏・赤のうち2項目をクリアしてツモれば逆転トップの中
三発・裏・黒の1項目クリアのツモアガリで2着まで。
600点差で逃げ切りホッと一安心の亜樹選手。