あの饒舌な園田賢も黙る「高め三色」メソッド 担当記者 ゆうせー【Mリーグ2023-24セミファイナル観戦記 4/16】

あの饒舌な園田賢も黙る
「高め三色」メソッド

文・ゆうせー【火曜臨時ライター】2024年4月16日

2戦目の試合直前、

日向が横にいることから、CMの再現をした園田賢

見出しにも使ったこの写真は、試合でキーとなる手役が「三」色であることを示唆していた(もちろん、結果論である)。

第2試合

東家:堀慎吾KADOKAWAサクラナイツ
南家:佐々木寿人KONAMI麻雀格闘倶楽部
西家:園田賢赤坂ドリブンズ
北家:日向藍子渋谷ABEMAS

東2局に、

チンイツドラ3のイーシャンテンとなっていた堀の手を、

タンヤオで機敏に仕掛けて捌き、

続く東3局も、

寿人の先制リーチを、

「チー」

鳴いて、

かわしきった園田。道中で赤も引いて、2000オールのツモアガリ。

持ち前の機動力で、園田が一歩リードする展開に。

東3局は園田の一人テンパイとなり、次の東3局2本場は、

上家寿人からのリーチを受けて、

【9マン】のリャンシャンテン戻しを敢行。

【5マン】を切ればイーシャンテンを維持できるが、

「寿人のタンヤオ七対子を警戒した」

と、園田はYouTube(その研-園田賢の麻雀研究所)で語っていた。

その後、

ドラを重ねて【4ソウ】をねじ込み、

この形でツモアガリを決める!

この4200オールで、持ち点を5万点台に乗せてきた園田。

次の東3局3本場に、

「全コメランズが叩くだろうな」

と園田が思いながらも、取った選択があった。

それは、

この場面での、

【5マン】である。

牌効率ならどう考えても打【4ソウ】だ。【2マン】【5マン】のポンやツモを逃すのは痛い。

園田は、

「間合いなんですよ」

と語る。

立体図を見てみよう。

前巡に切った【7マン】と合わせて、「使い勝手の良い【5マン】【7マン】のカンチャンターツを払いましたよ」と見せることで、速度感を演出しているのである。

また、マンズは下目(数字の小さい方)が高いので、【2マン】に期待しづらい状況でもある。

そして、

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