初年度の栄光を今ふたたび
園田賢の執念をとくと見よ！
文・徳岡明信【月曜担当ライター】2024年5月13日
いよいよ雌雄決する時が近づく。
残り8試合で今シーズンの覇者が決定する。
U-NEXT PiratesとEX風林火山はあって無い差、
KADOKAWAサクラナイツは自身のポイントを伸ばす事が命題。
赤坂ドリブンズは並びも意識しながらの条件戦となってきたか。
とは言え、どのチームにもチャンスは大いにある状況だ。
試合前の控室。
何故か全員がカメラ目線の和やかムード。
しかし会場に一足踏み込めば話は別だ。
初年度の大逆転の再現へ。
神も母もシンギュラリティも背負って
賢者が今日も戦いに向かう。
全員が目指す栄光のシャーレ。
日に日に輝きを増す高みを最後に掲げるのは一体どのチームだ。
東家：瑞原明奈(U-NEXT Pirates)
南家：二階堂亜樹(EX風林火山)
西家：園田賢(赤坂ドリブンズ)
北家：内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ
【開始2分50秒の衝撃】
「ツモっ」
(わ、腕力が違い過ぎるで…)
開局早々から瑞原の一発ツモが他3人の心を折りに来る。
現在首位のU-NEXT Piratesを下位着順に沈めたいのは全チーム同じ。
しかしこの海賊船、やはり沈めるのは相当な難易度である。
しかし落ち込む暇など無い。
東1局1本場
（めちゃいい手！ これは明奈ちゃんにギャフンと言わせるチャンスやで！）
赤赤に456、567の三色まで見えるチャンス手の園田。
3巡目にはイーシャンテンとなり、
4巡目にはカン
ずっぽしのテンパイ。
しかし、ここはノータイムで
切りとする。
2枚切れなのも大きいが、
くっつきで567の三色やイーペーコーの手替わりがある。
引きも文句無しであろう。
「リーチ」
(なんでやねんて！ 何でワイよりうっちーの方が先にリーチしてんだよって！ しかも北家で
のトイツ落としリーチってめちゃくちゃちゃんとした手やん！)
まさかの先手を取られた園田。
しかし神は賢者を見捨てていない。
(うらぁ！ 超理想形のテンパイじゃあ！ 勝負じゃうっちー！)
内川のアガリ牌を速攻で1枚吸収して園田も理想通りのテンパイ。
ここでのめくり合いが今後の運命を大きく分けるといっても過言では無い戦いROUND１
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