【神域リーグ2024 第27試合観戦記】因幡はねるの憂鬱【文 ゆうせー 】

「ごめんねみんな、応援してくれたのに」

ファンの気持ちをも慮る、はねるを私は尊敬する。

これほど手痛く負けたときに、このような振る舞いが出来るかをみなさんも想像してみてほしい。

私に出来る自信はない。

思えば、今期ずっと苦しい状況だった中で、グラディウスの選手はみな、我々に「自分の姿」を見せ続けている。

ルイス・キャミーは前節、最後までトップを狙って、奇跡の逆転を果たした。

鈴木勝は、神域リーグでの対局が終わった直後にもかかわらず、ずっと段位戦を打ち続けた。

そして、

渋川は、ドリブルが上手い。

…だけではなく、不運に見舞われているチームをずっと渋川は明るくまとめている。最終戦となったこの日も、終わってから全員で検討していた。

9節終了時点で、チームスコアは、

このようになっている。

グラディウスは一見厳しそうに見えるが、セミファイナルはこのスコアが半分になる。負債が半減し、-223ポイントくらいからスタート出来る。

ボーダーのゼウスが仮にこのままのスコアだったとして、半分で-77.9ポイント。

セミファイナルは2~5位の直接対決。145ポイントほどの差なら、トップラス2回で逆転する。

そう、つまりは、まだ何も終わってはいないのだ。

グラディウスを応援する人は、みな願っていることだろう。

溜まりに溜まった憂鬱をセミファイナルで一気に発散し、はなまるの笑顔になっている、チームグラディウスの姿を。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀 新刊情報/