【徹底検証】菅原千瑛はMリーグ2年目の舞台で思うように「戦えて」いるのか?【Mリーグ2024-25観戦記 10/3 第2試合】担当記者 ゆうせー

こんな感じだ。

このあとも、

【8ピン】を先切り、

さらに、

イーシャンテンで【9ピン】を切っていずれも789三色に決めていたが、それぞれ形を固定せずに目一杯構えた方がよかったと思う。

三色イーシャンテンまで漕ぎ着けた菅原だったが、

醍醐がピンフ赤赤の3900を出アガリ。トップを獲得した。

菅原は、惜しくも2着となった。

 

正直、この日の菅原に関しては、麻雀の内容があまり良くなかったと私は考える。見ていて、そう感じた方もいたことだろう。

ただ、私達が見ていて「別の選択もあったかな?」という疑問を抱くような局面は、選手たちも同様に「どうだったかな」と心に引っ掛かっていることが往々にして多い。

菅原も大介と検討することで発展的解消を図っていた。次戦以降の戦いぶりに期待したい。

また、この日は菅原の打牌テンポが遅くなる場面も何度かあった。

これも、

「いつもより打牌リズムがかなり悪かった」

と大介が指摘をしていた。

「勝負所の少考はしょうがないけどね」

と、あの雀鬼流出身「速度の鬼」鈴木大介が、言葉を選びつつ、核心部分にズバッと踏み込んで速度面のアドバイスをしていたのが印象的だった。

このように今年のBEASTでは、

麻雀全体の内容を、大介が中心となってまとめている場面をよく目にする。

精神的支柱の猿川、先日今季初勝利を決めて花のような笑顔を見せていた中田も含めて、去年よりもチームとして活性化されているのが伝わってくる。

なんせ、まだ、今季が始まって1ヶ月も経っていないのだ。

選手として2年目に入るタイミングで、新たな方向性を模索して、微妙にピントがズレてしまうこともあるだろう。まだまだここからである。

自身の抱える葛藤をチームとともに昇華し、自分の思いと麻雀のピントがあった日が、「BEASTX」菅原千瑛が覚醒するときだ。

その日を私は心待ちにしている。

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