次局は役牌を抱えながら手を進めつつ、渋川のリーチがかかれば完全撤退。
局は流局で終わり、小林はチームにトップを持ち帰った。
今回は「攻撃は最大の防御」というテーマから小林の試合を振り返ってみたが、歴戦のつわものである小林は、もちろんベースの守備力も高い。
南1局1本場、親の渋川が![]()
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待ちのダマテンを入れているところに、菅原がリーチをかけた。このとき、小林もタンヤオ赤のダマテンを入れていたが、そこに南をつかんでしまう。
自分の手だけを考えれば打ってもおかしくないところだが、小林は
を止めて手を崩した。13巡目まで生牌の役牌
は、確かに誰かの待ち、あるいは急所になっていてもおかしくはない。特に、菅原のリーチに当たってしまえばリーチダブ
からが濃厚、手痛い失点を喫することになる。
そうしたリスクと自身の手のアガリ確率、アガったときのリターンを踏まえ、リスクのほうが大きいと結論づければ、自分のアガリには未練を残さない。
攻めと守り、両面でのバランス感覚。それが、小林剛の麻雀を支えている。昨シーズンのレギュラーでは「悪い偶然」が続いたが、やはりこの人は頼もしい。

東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「近代麻雀」「キンマweb」「近代麻雀note」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事を執筆する他、書籍の編集・構成なども担当。











