苦境に立ち向かう #猿川真寿【Mリーグ2024-25観戦記 2/17 第2試合】担当記者 #江崎しんのすけ

苦境に立ち向かう
猿川真寿

文・江崎しんのすけ【月曜担当ライター】2025年2月17日

2月17日 第2試合

東家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
南家:猿川真寿(BEAST X)
西家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
北家:仲林圭(U-NEXT Pirates)

Mリーグ2024レギュラーシーズン170戦目は、猿川にとって辛い一戦となった。

攻撃型で、手数の多い打ち手である猿川だが、この試合でのアガリ回数は0回。

リーチは3回。全く手が入らなかったわけではない。
ただただ、アガリとなる最後の1牌がひたすら遠かった。

東2局の親番では、好配牌をもらうも

中々テンパイせず

12巡目、たろうから先制リーチが入り

同巡、ようやく追いついてリーチ

リーチ・平和一盃口の5,800点以上が確定しているリーチ。待ちは25sで、たろうと同じ待ちになっている。

猿川が上家に座っており、出ても猿川の頭ハネとなるので、若干猿川の方が有利ではあるが…

結果はたろうの赤【赤5ソウ】ツモ。
これが345の三色になる超高目で、4,000-8,000のツモアガリとなる。

猿川にとっては、まさに痛恨の引き負けとなる。

この赤5sが1つずれていて、猿川の元におとずれていたら、リーチツモ平和一盃口赤の4,000オールになっていたことになる。

しかし現実は倍満の親被りで8,000点の失点。
12,000点の加点チャンスがマイナス8,000点になったと考えると、実に上下で20ポイントの違いがある。単純な素点だけで20ポイントで、順位点への影響を考えれば更に大きい。

ラス目で迎えた東4局
猿川はイーシャンテンで選択を迫られる。

一手替わりで123の三色が見える手牌で、【6マン】を引いたところ。
形上残したい【6マン】だが、ドラが【2マン】【6マン】を使おうとするとドラが使えずリーチのみになってしまう可能性がある。

猿川の選択は、リャンシャンテン戻しの打【1ピン】だった。

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