苦境に立ち向かう
猿川真寿
文・江崎しんのすけ【月曜担当ライター】2025年2月17日
2月17日 第2試合
東家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
南家:猿川真寿(BEAST X)
西家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
北家:仲林圭(U-NEXT Pirates)
Mリーグ2024レギュラーシーズン170戦目は、猿川にとって辛い一戦となった。
#猿川真寿 選手おかえりなさい‼️
悔しすぎる4着でした🀄️
本日の対局の模様は2/23(日)の #BEASTROAD で放送します!#Mリーグ #BEASTX #ビーストテン #モンキーマジック #反撃の狼煙 #BS10 pic.twitter.com/UqZ335WbJV
— BEAST X(TEN)🐺 (@BEAST_X_TEN) February 17, 2025
攻撃型で、手数の多い打ち手である猿川だが、この試合でのアガリ回数は0回。

リーチは3回。全く手が入らなかったわけではない。
ただただ、アガリとなる最後の1牌がひたすら遠かった。
東2局の親番では、好配牌をもらうも

中々テンパイせず

12巡目、たろうから先制リーチが入り

同巡、ようやく追いついてリーチ

リーチ・平和一盃口の5,800点以上が確定しているリーチ。待ちは25sで、たろうと同じ待ちになっている。
猿川が上家に座っており、出ても猿川の頭ハネとなるので、若干猿川の方が有利ではあるが…


結果はたろうの赤ツモ。
これが345の三色になる超高目で、4,000-8,000のツモアガリとなる。

猿川にとっては、まさに痛恨の引き負けとなる。
この赤5sが1つずれていて、猿川の元におとずれていたら、リーチツモ平和一盃口赤の4,000オールになっていたことになる。
しかし現実は倍満の親被りで8,000点の失点。
12,000点の加点チャンスがマイナス8,000点になったと考えると、実に上下で20ポイントの違いがある。単純な素点だけで20ポイントで、順位点への影響を考えれば更に大きい。
ラス目で迎えた東4局。
猿川はイーシャンテンで選択を迫られる。

一手替わりで123の三色が見える手牌で、を引いたところ。
形上残したいだが、ドラが
で
を使おうとするとドラが使えずリーチのみになってしまう可能性がある。
猿川の選択は、リャンシャンテン戻しの打だった。