執念で繋げ桜のバトン、岡田紗佳涙の初トップ―
全員で作り上げた、オーラスのドラマ
文・高倉拓馬【火曜担当ライター】2025年3月25日
第2試合
東家:萩原聖人(TEAM RAIDEN/雷電)
南家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
西家:仲林圭(U-NEXT Pirates)
北家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
岡田紗佳は、終始厳しい面持ちだった。

レギュラーシーズン残り3試合、ABEMASとのポイント差は267。

最終節が直接対決のため、200ポイント差程度には縮めておきたい。
そうすれば、トップラス2回でABEMASを抜く可能性が生まれる。
逆をいえば、ここで逆連対を引けば、最終節を残して終戦ムードさえ漂ってしまう。
さらに、MVPを争う醍醐、仲林も、是が非でもトップが欲しい立場。
そして雷電は今日で一足先にレギュラーシーズン終了、良い終わりを迎えたい。
全員がなんとしてでもトップを掴み取りたい、そんな超重要な舞台で岡田は戦っていたのだ。
オーラスは、もし名局賞があればノミネートは必至の一局。是非ご堪能いただきたい。

東1局1本場、岡田は醍醐の仕掛けに屈せずに2000-4000のアガリ。
幸先良いスタートを切るのだが、二の矢が放てず南入。

仲林の先制リーチに、

ドラ2の形が良いイーシャンテンとなり、覚悟を決めてを押し、

待ちで追いかけリーチを打つのだが、
競り負け。
1300で済んだのがマシとはいえ、ここの勝負に勝てればトップ率は激増していた。
南2局には、

親の醍醐がタンヤオ、ドラの1000オールをあがって連荘に成功。
続く南2局1本場。

岡田は自風のをポンして、必死に醍醐の親を流しにかかる。

すぐにをチー出来て、ペン
待ちのテンパイ。

(左手で隠れているのはの対子)
萩原も役牌ドラ2のテンパイ、待ちで追いつく。

さらにそこに醍醐まで参戦。
なんとこれが岡田と同じカンテンパイに。

萩原が掴んでしまう。

頭ハネのルールで、アガリが成立するのは醍醐のみ。

一発、裏が2つついて12000にまでなった対面のアガリ形を、

悔し気に見つめる岡田。
これで、萩原は苦しい立場に。
そして、岡田と醍醐の点差は1100点まで縮まった。
仲林が1人テンパイをして、迎えた南3局3本場。

ドラのターツを先切りして、安全を担保しながらアガリを目指す醍醐。
