セミファイナルでもまだまだ続く MVP醍醐大の快進撃!【Mリーグ2024-25セミファイナル観戦記 4/7 第1試合】担当記者 #後藤哲冶

醍醐が、浅見からツモ切られた【6ピン】に手が止まる。
この場面での思考が面白い。醍醐はここでカン【6ピン】の形でチーを考えたという。
確かに全体にピンズの真ん中が安く、【5ピン】【7ピン】をすぐに引いた【4ピン】【7ピン】待ちや【5ピン】【8ピン】待ちは相当良さそうだ。
実際、【4ピン】【7ピン】【5ピン】【8ピン】も潤沢に山に残っていた。

それでも、やはりくっつきのイーシャンテンでツモ番を1回放棄することは許されないと判断し、山に手を伸ばした。
引いたのは【5マン】。これで【4マン】【7マン】でアガれるタンヤオのテンパイを組んで――

直後、セガサミーフェニックスの象徴とも言える【7マン】をツモアガって。
見事セミファイナル1試合目のトップを決めたのだった。

醍醐が見事なトップを獲得して、フェニックスが好スタート。
しかしこの日の第2試合ではU-NEXT Piratesの仲林がトップを獲得し、ポイントを伸ばすことに成功。
首位ドリブンズがポイントを減らしたこともあって、一気にその差は縮まった。
松本は痛い4着となってしまったが、まだ残り18戦。ABEMASにも十分可能性は残されている。

 

熱い4月がやってきた。

セガサミーフェニックスは2年連続レギュラーシーズン最下位という屈辱を味わって、3年振りのセミファイナルの舞台。

狙うは当然、悲願の初優勝。
不死鳥の翼は、一番高い場所を目指し飛んでいく。

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