
醍醐は、
7巡目に、

このような手となっていた。

さて、どこから手を付ける?
A.
B.
C.先切り
醍醐が選んだのは、

C.先切りだー!!
678の三色をほんのりと見ながら、誰にも通っていないを今切っておいた形だ。
マンズに関しては、を先に引けばピンフになるので、メンツ候補を5つ残す構えをとった。
この手が、

こうなるのだから、麻雀は恐ろしい。
テンパイで、醍醐は追っかけリーチを放つ。
先制していた伊達が持ってきたのは、

目を覆いたくなるほど、あまりにも赤いであった。

リーチピンフ「三色」ドラ赤赤、18000は19200のアガリで、遂に醍醐は優を逆転。
だが、伊達もこのままでは終われない。
この試合が始まる時点で、

KONAMI麻雀格闘倶楽部は、ボーダーラインの下にいる5位。
セミファイナルも折り返しに来ているここは、少しでも点数を挽回しておきたい。
その伊達に、

チャンス手が入る。
南2局5本場、伊達はここで、

誰にも通っていないドラのを逃して、1枚切れの
を持った。
実はこのとき、

多井が四暗刻のイーシャンテンとなっていた。
左端には、のトイツ。
伊達が持つは、切り遅れるとまさかの致命傷になる牌であったが、

より安全なとスイッチ。
を、

6位のABEMASがファイナルへと進出するには、まさに奇跡を起こすしかない。
その望みを繋ぐためにも、この手は四暗刻にする。
まだ、多井は、渋谷ABEMASは、諦めていない。
「リーチ」
声の主は、

伊達だ!
絶好のを引いての、456三色確定リーチ!

数巡後にツモアガって、リーチツモピンフ「三色」赤、3500-6500。

伊達の三色は見事成就し、

多井の四暗刻は夢と消えた。