熱論!Mリーグ【Sun】
忍ばず大胆不敵に攻めた
初トップ藤崎智
“忍法・逆転トップの術”
文・危険な鬼太郎/2019年12月8日
ここまで大苦戦を強いられているのが
ラスこそないものの、トップを取れずにここ最近は3着が続きマイナスも3桁を超えてしまった。それよりもやっぱりMリーグはトップを取らなければ、ポイントは全く増えないルールだ。
今や、トップを取っていないのは和久津晶と藤崎智だけになってしまったので、12月が終わるまでにトップを取って安心したいと思っているのは、本人だけではなく、ファンも同じ事だろう。
1回戦
東1局
藤崎が勝又のをスルー!
を鳴けばの3面張待ちテンパイだったが、テンパイ取らず。しかも、を引き入れたのにもかかわらず、とのシャンポン待ちのリーチを打たなかった。
シャンポンの片割れがドラ表示牌のでリーチしてでアガっても2600のテンパイ。それでは藤崎は満足できない。
ここはを対子落としをして待ちの高目タンヤオピンフのリーチを打った!
打点こそ安くなったものの、とのシャンポン待ちと比べたら凄く良い待ちだ。
これに一発で放銃したのが勝又。
自分の手がドラドラのイーシャンテンだから、を切っただけのように見えるが、藤崎のリーチはを露骨に手の内から対子落としをしている。
「藤崎の手はタンピン系だ…。この端っこのなんて当たることは無いだろう」
と、勝又が思ったとしてもおかしくはない。
リーチ一発ピンフの3900のアガリ!
ここまでトップを取れずに苦しんでいる藤崎。良い感じにスタートを切れた。
その後は、萩原の2000オールなどを挟んだが、大きなアガリが出ずに、
東4局3本場 供託1本
松本がヤミテン
へぇ…。これを見ていて私は少し驚いた。松本はこのカンでリーチに行くものだと思っていた。
場には1900点供託として落ちており、さらに場にはが多く切られており、カンは悪くは見えない。
ただ、自分の手牌に魅力が無いのは確か。これがドラが1個でもあればリーチも魅力的だが、それでもリターンが少ない。
このカンをダマツモ!これが松本のベストバランス麻雀か…。と改めて思う。
とてもバランスが良い麻雀に見える。
南1局
親の松本がこの手牌で選択。
何切る問題をしても結構割れそうな手牌だ。リーチ手順を大事にしている人はを切ってピンフドラ1リーチを目指し、仕掛けを重視している人はを切ってタンヤオを目指しそうだ。
松本の主張としては、この手牌を2900のポンテンやチーテンは取れない。最低でもリーチピンフドラ1にまで育てたい。
だから、タンヤオを消す打で残しのリーチ手順にこだわった。
だが、手牌が伸びに伸び。
このタンピン一盃口ドラドラのヤミテンに構えた!
萩原もテンパイして即リーチ!
松本のアガリ牌のを暗刻にしてのリーチ!これを受けて松本もたまらず、