とドラの
がトイツになり、鳴いても行けそうな形になりました。そういえば、魚谷プロの配牌に、
がありましたね。
その
が鳴けました。
を切って![]()
テンパイ…
えっ?????ドラの
もポンした!!!リャンメン待ちから
単騎待ちに変わったんだけど!?
どうやら魚谷プロが
をポンしていたので、![]()
待ちを避けたようですね。それにしても、藤崎プロがここまでアグレッシブとは!
そこへ、高目三色の![]()
待ちでテンパイした堀プロがリーチ。相手が単騎待ちなら俄然有利かと思ったのですが、
なんと、堀プロの手の中に
が!
ドラ3で、藤崎プロのアガリとなりました。これが麻雀の恐ろしさなのか!?
この時点で、藤崎プロに対するイメージが完全に崩れ去りました。もう全然忍者じゃない!戦士、ソルジャーですよ。少なくとも私は、こんな「藤様」を初めて見ました。
ピックアップ④:南4局2本場
流局が2度続いた後のオーラス。親の魚谷プロが
を鳴きました。
さらに、4枚目の
が。トップを追う立場なので、魚谷プロは当然カンです。
2枚ある
がカンドラになりました。当たり前ですけど、もう行くしかないでしょう。
トップ目の藤崎プロが、カン
をチー。今夜の藤崎プロは忍者ではありません。ソルジャーです。
魚谷プロがドラの
をポンしました。これで12000以上確定です。イケイケの親に、子はやすやすと太刀打ちできないでしょう。
いや、ソルジャーがいました。カン
でテンパイ、アガれば優勝です。しかし、
醍醐プロがチートイツ・ドラ2でテンパイ!リーチをすれば、満貫直撃・跳満ツモの条件を満たします。
ションパイの
待ちか、それとも1枚切られた
待ちか?醍醐プロの決断は、
単騎待ちでリーチ。しかし、切った
は、
藤崎プロの当たり牌でした。ロンの発声とともに、藤崎プロの手牌が静かに倒されました。
『麻雀最強戦2025 骨肉の争い』優勝は、藤崎智プロでした。おめでとうございます!2017年以来のファイナル進出となりました。
それにしても、まさか「全然忍者じゃない」藤崎プロを見られたとは。おとなしめだった予選B卓とは打って変わり、決勝卓ではアグレッシブなソルジャーそのものでした。
「先入観を持って麻雀と接してはならない」ということを、改めて思い知らされた一戦だったと思います。他にも書きたかった場面が多く、とても内容の充実した試合でした。

城 悦男(じょう えつお)
新潟県上越地方在住の50代観る雀。
好きな1局は、近藤誠一プロの「カッ!からの大三元」他多数。















