少しだけ体を左右に揺れながら悩む亜樹。
こちらあまり見られない貴重なシーンでございます。
それほど難しい選択なのだ。
結果、打
。
自分のアガリを絶対に逃がせない亜樹は、瀬戸熊に放銃してもおかしくない牌を勝負!
瀬戸熊も
をチーして、
と
待ちでマンガンのテンパイ。
こうなれば一騎打ち、4人でやるゲームだがこの瞬間は2人だけの勝負だ。
亜樹、
を引き
–
–
でメンピンドラ赤の満貫テンパイ。
結果は亜樹がマンガンのアガリを手にする。
瀬戸熊が掴んだ
で放銃となった。
南1局 7本場
勝負してアガりきった亜樹。
11巡目にこの手牌。
高め
と
を引けるとメンタンイーペーコーでツモれば満貫が見えるイーシャンテン。
ただ、ここは白鳥の切った
をチーしてタンヤオのみの
–
待ちテンパイを取る。
先ほど瀬戸熊にぶつけた砂漠地帯のような暴力的な熱さから、一気に北極まで行ったかのような冷静さを見せる。
雀頭の
を引き、打
。
ツモると今日2度目、本日の名物になりかねないタンヤオ・三暗刻の
・
待ちテンパイに。
結果
をツモ、2600は3300オールのアガリに。
これも亜樹しか見えてない景色なのか?!
まだまだ”亜樹ツアー”は終わりません!
南1局 8本場
亜樹は愚形が多い手から1枚目の
をポン。
“亜樹らしからない”は言い過ぎかもしれないが、積極的な仕掛けをした。
をポンすることができ、
–
の
・赤ドラのテンパイ。
5800の手だが、8本場なのでアガれば2400点加点される。
積極的な仕掛けが大正解。
テンパイしていた白鳥が打った
で亜樹のアガリに。
まだまだ終わらせない!
南1局 9本場
ここでも亜樹は積極的に仕掛けていく。
2枚目の
をポン。
ドラの
の受け入れがある2シャンテン。
ここも攻めてアガり切る意思で進めていく。
イーシャンテンだった瀬戸熊から
で出アガリ。
2900は5600と9本場でほぼ点数が倍となる。
これはなかなか見ることができない、Mリーグ史上まだ3回目である10本場を経験する選手の表情である。
特に亜樹は9本場という珍しい点数の計算で右上を見ており、放銃した瀬戸熊は神妙な表情を浮かべる。
南1局 10本場
前人未到の11本場まであと1本。
Mリーグ8年目で新記録は出るのか?!?!














