さらに8巡目にドラの
をツモり満貫の手に。
または
を切れば![]()
待ち。
少考の末
切りを選択。
「難しかったけど、
を切って鳴かれるのが嫌だった」
と
切りの思考を語った。

実際、下家の勝又には鳴かれる可能性があり、この後のツモ和了もなかったかもしれない。
選択が見事にハマり
ツモ、2000・4000。幸先の良いスタートを切った。
対局後のインタビューでは
「
引いたから鳴いた。剛さんのように仕掛けてから考えてみようと。
それが上手くいった」と余裕と冷静さを感じさせた。
なるほど、この精神状態だからこそ、「あの和了」が生まれたのではないかと納得した。
【東2局】

4巡目、親の鈴木優から高目マンガンのリーチが入る。
待ちは山に6枚。「やっぱり鈴木優つえー…」と誰もが思ったはずだ。
しかし、これがなんと王牌に2枚残したまま流局。
再浮上を目指すパイレーツに暗雲が立ち込める。
【東2局1本場】
この局が滝沢の「変化」を最も象徴しているような局だった。
配牌もお世辞にも良いとはいえないか。
しかしどんどん索子が集まってくる。
8巡目、滝沢が大物手に仕上げている最中、やはりこの男が黙っていない。

鈴木優が再び、親リー。待ちは山に5枚!
優のリーチ宣言牌である
を見て、滝沢の手が止まる。
滝沢の手は清一色のイーシャンテン。
テンパイとなるツモ牌は![]()
![]()
、![]()
、
と手広い。
少考の末、![]()
で鳴いて、現物の
をリリース。
結果、親リーの一発を消し、どの索子をツモってきてもテンパイとなる形へと成った。さらに![]()
のポンテンにも対応できる、盤石だ。
などと、偉そうに書いてはみたはものの、正直リアムタイムで観ている時は
「え?
鳴くの? 待ちはどうなるの?!」
などとテンパイの有効牌が増えるなどは把握できていなかった…。
軽くテンパっていると次巡またもや悩ませる選択、優から
が。
選択①![]()
でチー、打
で![]()
待ち。(見た目枚数残り5枚)
選択②![]()
でチー、打
で![]()
待ち。(見た目枚数残り3枚)
選択③![]()
でチー、打
で![]()
待ち。(見た目枚数残り2枚)
残り枚数で考慮すると選択①、選択②だと高目一気通貫が付いて満貫から跳満に。
滝沢が選んだのは実況解説も驚きの選択②だった。
2巡後、場には1枚も切れていないドラの
が。
ここは
を切り
単騎待ちを選択。
ここで先程の滝沢の判断に唸ってしまう。
もしも先程の選択で残り見た目枚数の①を選んでいたらテンパイ形はこうだ。
ここにドラ
を持ってきたことになり、テンパイを崩さなければならなかったかもしれない。
インタビューでも「
の受け入れを残したかったから」と![]()
待ちに取ったこを
明かした。
単騎待ちは山に残り3枚!と実況・日吉から伝えられるや否や、悲鳴へと変わった。
















