萩原聖人、8年目にして初の個人3連勝! 「強い意志」が生んだ12000点【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 11/27 第2試合(麻雀LIVEチャンネル)】担当記者 南山幸浩

 

【南3局】

親の萩原にチャンス手が入る。

滝沢、【白】をポンし【2ソウ】切り。再び満貫の見える混一色を目指す。

この手に【赤5ピン】を引き入れたラス目の一馬。

【3ソウ】【6ピン】を切ればイーシャンテンだが・・・

少考の末、【8マン】切り。

3枚切れである【9マン】の受け入れを拒否しつつ、打点アップを目指す。

萩原【5ソウ】【8ソウ】待ちのテンパイ。高めの【8ソウ】だと親マンだが、ここはノータイムでヤミテンを選択。

親リーチで周りの押さえつけもあるとは思ったが

「最初から強い意志でヤミテンを選択した」とこの時の心情を語った。

 

『強い意志』という言葉を使っていたのが印象的だった。

かつての萩原ならリーチしているイメージだ。

どこか萩原の麻雀にはエンタメ性を感じていて、

「ここでリーチすれば君たち喜んでくれるんでしょ?」と。

 

しかし、この『この強い意志』という言葉からは「ここは1%でも和了に近い、ヤミテンを取らせてもらうよ。チームと雷電ユニバースのために」、そんな思いが感じ取られたのだ。

 

萩原にヤミテンが入ったあと、【4マン】を引いた滝沢。

混一色を目指していたが、ここで2枚切れの【中】をリリース。

萩原からテンパイ気配?

テンパイした時の最終手出しを【4マン】にしたかった?

萩原、【6マン】ツモから【3マン】と入れ替え。

【6マン】ツモ切りなら、【7マン】ツモで567の三色も見えるが・・・

ラス目の一馬、絶好の【5ソウ】を引きタンヤオ・三色・赤のテンパイ。

6巡目の【8マン】切りが功を奏した、お見事!

「ヤミテンも考えたけど、ここで跳満を和了ると、オーラス1000・2000でトップ」とドラの【1マン】切りリーチで勝負に出た。

滝沢が手に残した【4マン】が危ない!

 

リーチを受けた萩原がツモってきたのは再び【6マン】

一馬には通っていない。一発放銃だけは避けたい。

長考に入る萩原。

選択肢は・・・

  • 一馬の現物【8ソウ】切って【6ソウ】【7ソウ】のシャンポン待ちリーチ (フリテン)
  • 一馬の現物【8ソウ】切って【6ソウ】【7ソウ】のシャンポン待ちヤミテン(フリテン)
  • 【3マン】or【6マン】を切ってリーチ(現物【8ソウ】の出和了が期待できる?)
  • 【3マン】or【6マン】を切ってヤミテン続行(現物【8ソウ】の出和了が期待できる?)

萩原が下した決断は、【3マン】プッシュ!そしてヤミテンだった。

ここでも『強い意志』を貫いた。

 

長考と、【3マン】の対子落としが下家の太を悩ますことになる。

萩原の【3マン】プッシュのあと、太は宣言牌【1マン】を引く。

長考に入る太は萩原の河に目をやる。

結果、高目の【8ソウ】を選んでしまい痛恨の12000放銃となってしまった。

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