さすがに、これだけの展開が悪ければ、疲労が蓄積されても、おかしくはない。
それでも…
相手のアガリ形を、しっかと確認することを怠らない。
それぐらい、
に集中力の欠如はないと、断言していい。
ただ、この表情だけを切り取ってしまうと、その主張には、やや説得力を欠くかもしれない。
そこで、ひとつエピソードを紹介しよう。
「小林さん! なんでこの牌を切ったんだろう。んー… すみません。ちょっと僕には、理由が分かりませんね。」
この言葉は、以前、私自身の対局を三浦に解説してもらった際のものだ。
実はその局、ベタオリしている最中に、恥ずかしながら一度、誤って隣の牌を切ってしまったことがあったのである。
だから理由など、あるはずもない。ただの切り間違いだったのだから。
それでも三浦は、「理由」を探そうとした。
つまりらそれほどまでに、一打一打に意味がある前提で、卓を見ているということだ。
これを、集中力がないと言えるだろうか。
小林
「三浦さん、今日の対局でメンタルがクラッとした時はありましたか!?」
三浦
「麻雀をしてて、心が折れることは無いと思います。」
夜遅くだったが、三浦ははっきりとそう語ってくれた。
そして、
小林
「最後の
切りの時の思考を教えてください。」
三浦
「大介さん、
ツモ切りのあとに
手出しがあったでしょ。最初の
で少し考えてたから、ホンイツのターツ、元々足りてないなって思ってた。そのあと
が手出しで出てきて、今テンパイしてる可能性は低そう。
それで、一応マンガンのイーシャンテンにはなってたから、先切りしたんだよね。
実際はテンパイしてて、正直、けっこう危なかったけど。」
「あと、チームポイントの話をするにはまだ早いのは前提で。最悪、大介さんが倍ツモしてトップになったとしても、
雷電とABEMASをまくってくれるなら、それはそれでアリかなって。まあ、その辺りはおまけだけどね。」
あの
切りによって、最も大きなダメージを受けたのは
TEAM雷電だ。
なぜなら、大介のアガリによって
着順が一つ下がったからである。
つまりそれは、EARTH JETSとの差が、20ポイント縮まったことを意味しているのだ。
とにかく、
レギュラーシーズンを通過しなければ、話にならない。
最後に見せた三浦の意地。
もしかしたら、それは掟破りだったのかもしれない。
だが少なくとも、無難にまとめるという選択ではなかった。
あの一打は、目の前の半荘だけではなく、この先に続く戦いを見据えたものだった。
そしてあの20ポイントは、最後の最後で、活きてくるかもしれない。
それを確かめるには、このレギュラーシーズンの結末を、僕らは見届けるしかないだろう。

日本プロ麻雀連盟31期後期(9年目)北関東支部所属。地方から麻雀熱をテーマに活動しています。【歩く地方リーグ】連盟公式対局の速報なども担当。【速報の中の人】JPML WRCリーグ3期・9期【WRCの申し子】と呼ばれてたり呼ばれてなかったり。














