文・千嶋辰治【金曜担当ライター】2026年1月16日
第1試合
東家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:松本吉弘(渋谷ABEMAS)
西家:三浦智博(EARTH JETS)
北家:竹内元太(セガサミーフェニックス)
一般的にルーキーイヤーは苦戦にあえぐ傾向にあると言われている。
もちろん、今シーズンの永井孝典や下石戟、あるいは石井一馬のようにジンクスをものともしない選手はいるが、苦境から脱することのできない選手が一人。
EARTH JETSの三浦智博だ。
自団体である日本プロ麻雀連盟の十段位を連覇したほか、歴史の深い王位、さらには小島武夫杯帝王や2025麻雀日本シリーズを獲得。
この実績だけを振り返っても今季の活躍は想像に難くないと目されていたが、蓋を開けてみれば想像を絶するようなマイナス地獄に沈められてしまっている。
なぜ、三浦はこれほどまでに苦しい戦いを強いられているのか。
苦境を端的に表す一局を振り返りたい。
東2局、ドラは
。
三浦、第1ツモでマンズが3面待ちの形に。
一気通貫やドラを絡めてのタンピン形など希望が持てる配牌をもらった。
そして3巡目にはこの形。
急所のカン
をスッと引いてイーシャンテン。
次巡、
この
をツモ切ったところで、
「巡目に余裕があるので![]()
![]()
をパッと引いた時にテンパイ外しはあります?」
と、実況の日吉辰哉プロから水を向けられた土田浩翔プロはこう語った。
「
を切らないで、![]()
を先に外した方が123の三色への含みもあって面白い手になってたんですけど、どうしてもマイナスをしている分だけ急ぐんですよね。」
三浦の先行きを案ずる土田プロだったが、
をツモったところでペンチャン払いに着手。
しかし、
「前巡に外しておかないとダメですね。」
と手厳しい。
「状況の良い選手は変化が先に来るんですが、状況の悪い選手は変化が後にくるんですよね。だから、先に壊しておかないといけないんですよね。」
土田プロの論はこうだ。
先ほどの三浦の手牌、状況の良い選手の場合は浮かせている
にドラの
をツモって自然にペンチャンを外していけるが、状況の悪い選手にはそういう自然な変化は訪れにくい、とのこと。
解説はあくまで土田プロの経験則によるものだが、奇しくも三浦の手牌は難しい選択に引き込まれていく。
次巡、三浦のツモはまたしても
。タンヤオへ渡る道筋は見えたが、ストレートに横へは伸びてくれない。
そして6巡目。
またしても横ではなく縦のツモ。
ドラを跨いでスジ牌を4枚持ちはいささか怖いが、打
としてタンヤオのイーシャンテンに渡った。
その直後、
元太が
をツモ切った。三浦はこれをポンすればテンパイとなるが、
動かず。
すると、
親の松本に絶好球の
が舞い込んで即リーチ!
を軽やかに河へ打ち込んだ姿が手応えを物語っている。













