文字通り、がっくりと項垂れる多井。
痛すぎる、箱割れ。
南1局8本場
終わらない。まだ続く。
「朝まで連荘だ!」の声が冗談に聞こえないほどの猛烈な勢い。
岡田だけが、楽しい時間は長さを感じさせないと言わんばかりに躍動している。
そして先制の親リーチ!
麻雀って、楽しいよね(震え声)。
リーチ・ツモ・ピンフ・ドラ。2600は3400オール。
ついに持ち点は97700点に到達。
先週の渋川の最高到達点を上回り、今シーズン2位の記録に躍り出た。
歴代でも7位の記録。
内川まで、あと7000点。
南1局9本場
一馬の決死のリーチのみの先制リーチにも全くひるまず、仕掛けて仕掛けて、ふたりテンパイ。
南1局10本場
左上の積み棒に注目。
10本場はMリーグタイ記録。これが4度目というのは意外に多い。
しかしこの局は、岡田が醍醐の仕掛けに振り込んで、3900は6900点というほとんど聞いたことのない申告を受けて、ようやく局が進んだ。
なんと南1局だけで76分が経っていた。
岡田、流局テンパイ料も多かったが10局連続加点。
ちなみにこの半荘、テンパイ料だけで13500点を稼いだ。
本場の最多記録にも並んだ。
その後、南2局には多井に頭ハネでタンヤオ・赤・赤・ドラドラの満貫の加点を阻まれた岡田。
続く南3局には一馬に満貫を振り込んでしまい、少し素点を減らしてオーラスを迎える。
南4局
現在84300点。
元チームメイトが樹立した今期の最高スコアまで、倍満ツモでも足りない。
しかし三倍満なら?
岡田のリーチは、現状、赤が1枚にドラドラの手。
しかしこの形はツモり三暗刻。一発やドラツモ、裏ドラ次第では?
つまり高目のドラ
ならリーチ・ツモ・三暗刻・赤・ドラドラドラ。それに裏3を加えると三倍満。同様に、安目の
ツモなら一発条件。
山には2枚。
高目と安目が1枚ずつ。
3人がドラの
ツモでアガれる局面で、
岡田は最後のツモ番は空振りに終わり、記録更新はならずも、一馬が
を掴んだ。
恐るべきことに、本当に裏ドラは
で、3枚乗せてみせた。
岡田の12000点の加点で、長かった半荘が終了。
岡田の半荘における和了回数9回もMリーグタイ記録で、8例目。これも意外にタイが多い。
一馬の最多勝チャレンジも本日は不発に終わったが、残り1戦のみ出場できる「権利」を、チームは行使してくるか。
そして。
痛恨のハコ下ラスに沈んだ多井は、対局後のXにただ一言「情けない」と呟いた。
あまりにもほろ苦い54回目の誕生日になってしまったが、むろんまだ何も終わっていない。何も決まっていない。
ラスト2戦。ABEMASは全力で闘い、吉報を待つ。
実質「2勝分」のようなこの大トップは、サクラナイツ最後の希望。
ここまで苦しんでいた岡田が、先週の内川との試合からパワーをもらったか、大仕事を果たし、大きなポイントを持ち帰った。遅きに失するの感も否めないが、サクラナイツはまだあと6戦ある。全勝なら有り得る「距離」で、可能性を残した。
ラスト6日。
目が離せない最後の直線を、刮目して見よ。















