そして、初めて顔を出す4枚目の么九牌。
下石もこの表情である。
そして現物の暗刻を崩してベタ降りを選択。
視聴者という神の視点においては滑稽というか笑える珍現象ではあるが、対局者にとってはたまったものではない。何しろ国士無双リーチを否定できる材料がないのだ。
直後の柴田のところにも4枚目の
が顔を出す。
先ほど下石の
が止められたことにより依然、国士は否定されていない。
石橋「えー、ナニコレ。こんなことある? こんなことある?」
キングはまたもや大興奮である。
しかし柴田は果敢に加槓。
これにより
が4枚、白日の下に晒され、
園田のツモアガリで決着。
裏ドラは乗らず1300・2600で平穏な決着。
園田、トップの地固め。
南2局
~【朗報】日吉、Mリーグダイエット本の出版を宣言~
まだ誰もがトップを狙える点数状況で、迎えた南2局。
親番の下石にチャンス手が入り、早くもターツ選択の満貫イーシャンテン。
今期の下石は、配牌やツモに運の良さを思わせる。
本人の実力は誰しもが認めるところだが、ここまでの好成績で個人ポイント首位に君臨するのには、やはり運も必要不可欠。何せ、連対率は驚異の0.73。和了率は0.25。ともに第1位。支配的な数字が並ぶ。
ここは345の三色を狙わず、アガりやすいリャンメン
–
を残す
切りとした。三色はテンパイ時→和了時と2回崩れるパターンがあるので、赤2のこの手はアガりやすさMAXで。
特段、驚くべき選択ではないが、下石の凄さは決断の速さと見切りの良さ。
するとこの
を園田がポン。
バックの仕掛けで2着目の親を流さんとする。園田の決断と見切りも負けていない。
すぐに下石がテンパイ即リーチ。
恵まれているのは事実だが、上振れをキャッチする準備や忍耐もまた、実力の内。
–
待ちは6山。決まれば最多勝も目の前だ。
下石が切った
をポンする園田。通ってない
を切って
–
待ちで、あっという間に追いついた。
ここまで圧倒的に勝ってきた下石へのリスペクトから、ここで必ず入れてくると予感していた。相手が親のこの局を、半荘最大の勝負所と踏んでいた。嫌な予感が的中したが、間髪を入れずに鳴くための、心の準備と覚悟はできていた。
園田の待ちは5山。
6対5。
決着は、一瞬だった。
園田、
・赤1の2000点を下石から直撃し、見事にこの半荘のトップを決めた。
簡単ではない、もしかすると園田しかアガれない鋭すぎるアガリ。
最初の
ポンはこの形から。リャンメン部分を壊して、親の現物を仕掛けての
バック発進。
なかなか動けないだろう。
園田「ポン」
下石「リーチ」
園田「ポン」
園田「ロン」
体感、わずか1分ほどでの決着だった。
日吉「禁断の一言、言っていいですか?」
日吉「もう疲れました」
日吉「消化してるカロリーがヤバイ。たぶん今日2キロくらい痩せている可能性があります」
日吉「これMリーグダイエットって名前で、本書けますね」
というわけで、高カロリーの名試合は、9局で濃密に幕を閉じた。














