(左から)
©Mリーグ
【鈴木大介】
「Mリーグ自体の対局数が増え、実は去年将棋の方でも調子が良かったので、両方の対局数も増えて体力的にしんどい時期はありました。加えて体調面のコンディション作りがうまくいかず、残念なことに麻雀の勉強の時間がプロ入りした1年目より減ってしまいました。その代わり麻雀の対局自体は増えたので、そのことが良いか悪いかはわかりませんが、以上が来年の課題だと感じています。いい点としては、自分の雀風とは対極の下石さんが加入して、その下石さんのおかげでホンイツを覚えられたのが今年の収穫でした。ホンイツができるようになったのはシーズンの後半でしたが、下石さんのおかげで成績を少し巻き返せたと思います。
今季はレギュラーシーズンが悪かったこともあり、セミファイナルの初戦・2戦目は結果を残さなきゃいけないという思いから、今までにない緊張でした。ファイナルになってからトップを1回獲れましたけど、アガり切る部分が足りなかったので、少し後悔しています」
【下石戟】
「かなりツイていたうえに、上振れを引けたなと。Mリーグ1年目ですが、自分なりの麻雀を打てたと思います。
(中田の指導について)週2回の練習と、中田さんの牌譜検討を対面や電話で行うことから始めました。ただレギュラーシーズンが佳境になるにつれ、チーム内の登板発表が直前まで決まらないことがあり、少し練習量は減りましたが、お互い調子が良く、言い過ぎかもしれませんが、練習しなくていいのでは、と(笑)。そのようにファイナルまで過ごしていました。もともとこのチームは仲間で助け合い、成長していくということを軸にしてBEAST Xと名前がついているわけですが、それを意識して行動できたかな、と思います。」
【中田花奈】
「開幕前に自分がキーパーソンであるような発言をしましたけど、そのような動きはちょっとできたかなと思います。本当にたくさんのラッキーが来てくれました。チームメートからは「自由に打ってきていいよ」と送り出していただけたからこそ、もし負けても取り返してくれると思っていました。信頼できる仲間と一緒に戦えたので、楽しく試合に臨めたなと思います。BEASTは調子のいい選手を出す、勝てると思ってもらって出してもらうという采配をここ1、2年してきて、それに関してはその通りだと思うのですが、私の登板数が一番少なかったです。ただ、今季の大事な最後の2日間、4戦のうち1戦を任せてもらえたのは結果に関係なくすごくうれしかったです。期待してもらえた、任せてもいいと思ってもらえたことは成長なのかなと思いました」
【東城りお】
「(閉幕式での涙について)正直、試合中から閉幕式に入場する直前までは元気で、試合後のバスの中で、何を話そうかといろいろ考えていました。でも開場に入ってすぐにBEASTファンの方、いろいろなところに来てくれる方、遠くからわざわざ来てくれた方たちの顔が見えた瞬間に『本当にごめん』って、感謝と申し訳なさの気持ちでいっぱいになって、我慢できなくなってしまい、ステージに立った瞬間『もう無理だ』と思いました。本当はもっと面白いことを言いたかったです、『下石さん、ドラは6sですよ』とか(笑)。そのくらいふざけようと思っていたのに無理になってしまって、話したいことが全部飛んでしまい、この1年なにがあったかと思い返してみたら、チームメイトに支えられたこと、すごく楽しかったことが最初に出てきたので、それを話しました。横を見たら中田ちゃんもちょっと泣いていて、余計にきてしまいました」
-Mリーグに復帰されて1年目でキャプテンを任されるなど、この一年はどうでしたか。
「すごく充実していて、毎日楽しかったです。麻雀のことだけで常に頭がいっぱいになっていて、なんて幸せなことだろうと毎日思えていました。チームメイトが常に頼もしかったので、ずっといい状態だったんですよね、BEASTって。レギュラーシーズン中は首位争いがありましたし、セミファイナルでは大介さんがバーン!と活躍してくれ、ファイナルも最終日まで優勝争いできる、常にいい状態であれたので、すごく恵まれているなと思いました。その中で自分のパフォーマンスを最大限に出すにはどうすればいいかを考え続けた、本当に楽しい1年でした。
(来季の目標)今季の目標は「狩れ、頂点。」のスローガン通り、優勝でした。来季も目標は優勝でいいですか?「狩れ、頂点。」を引き継ぐか、別のスローガンになったとしても、しっかり優勝を目指したいと思います」
【質疑応答】
─下石選手への質問です。MVPの賞金の使い道はありますか?
下石
「積み立てNISAです、来年の」
─大介選手と中田選手に伺います。チームの創設メンバーであるお2人は3年目で初めてのポストシーズンでしたが、そこで感じたことを教えてください。
大介
「セミファイナル・ファイナルは固定メンバーで打つことが多くて、今季大活躍した勝又さんとか、中でもアマチュア時代にあこがれていた寿人さんと対戦して、自分の中では『プロ入り3年目なのでそろそろ寿人さんを超えなくちゃいけない』というのが一つの目標ではあったんですけど、今季それは叶えられませんでした。率直に、自分の雀力のなさ、勝ち切る力のなさをセミファイナル以降で痛感しました。ただうまく打っているだけじゃいけないのかなとも思いますし、体力的、メンタル的なことも含めて、ファイナルまで残れたからこそ、自分の弱点が本当によくわかったファイナルでした」
中田
「ファイナルではトップを獲り逃すとか、自分の課題をより痛感しました。レギュラーシーズンだと個人で20数試合できるから個人でカバーできると思って少し甘えてしまっていた部分があって、ファイナルではそれを打ちながら修正するような感覚でした。自分の課題に気づけたことと、意外に緊張とかはあまりせず、やってきたことを全部出し切ろうと思って打てたこともあって、自分のいい面、悪い面を両方を見つけられたのがセミファイナル・ファイナルでした」
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