さらに補足すると、ドラの
がごっそりと固まっていたり、![]()
のようなドラ受けターツや![]()
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のドラメンツなども容易に想像がつく。
とにかくこのリーチは、思っている以上にメチャクチャ押しにくいのだ。
その盤面に目を落とす瀬戸熊。
当然、その思考はすぐさま導かれる。
そして選ばれたのは…
両筋にかかる超危険牌
だった。
通りそうな牌は山ほどある。
安全な牌を切って同じシャンテン数にもできた。
それでも、瀬戸熊は
を切ったのだ。
この一打には、さすがのたろうも困惑の表情を浮かべる。
しかし、これだけでは終わらない。
次巡やってきたのは、さらなる無筋
。
さすがに、ここまで来れば話は変わってくる。なぜなら、先ほど
を押したことにより、放銃濃度が一気に上がっているからだ。
それでも瀬戸熊は…
またしても、押した。
それがたとえ、たろうへ放銃となる牌だとしても。

雷神・瀬戸熊
(これで良いんだ。)
放銃後に映し出されたその表情は、確かにそう言っているかのようだった──。
「今シーズンが一番、優勝に近いチームになってますよ。」
開幕前の取材では、力強いコメントを残した瀬戸熊。
続けて、こう答える。
「1/4になるとはいえ、レギュラーシーズンのポイントの積み重ねが、優勝という結果に左右してくると思います。」
9年目のMリーグ。
今季からレギュラーシーズンは120試合に増え、一人あたり平均30試合を戦う長丁場となった。
一発の爆発力だけではなく、30試合を通してポイントを積み重ねること。
その一試合、その一局、その一打が、最後には大きな意味を持つこと。
今日の姿勢は、その長い戦いに対する姿勢の道標のように僕の目には映った。
南1局の
単騎で追いかけたシーンだったり、南2局の
リーチ・一発・ツモ・タンヤオ
2,000・4,000
RMO(雷電の麻雀は面白い)の代名詞、一撃・四暗刻への手替わりを封印し、着実にポイントを重ねた局だったり。
おそらく、それらは他チームに対するひとつのメッセージでもあったのではないか。
「今年の雷電は、瀬戸熊は違うぞ」と。
この試合は3着とはなってしまったが、そこに新たな「雷電スピリット」を感じずにはいられない。そんな一戦であったことは間違いないだろう。
越山監督の期待に応えたい、たろう。
今季、赤坂ドリブンズの新たなユニフォームには、チームのこれからに対する想いが込められている。
「天の川のように輝き流れるBIT」
0と1を表すBIT(デジタル)がモザイク状に連なり、天の川のように流れる。つまり、デジタルとアナログが混ざり合って、その先に新しい答えを見つけるといったコンセプトである。
そして昨シーズンを「非常に悔しいシーズンだった」と振り返った、たろう。
そして越山監督も、今季のキーマンの一人として、その名を挙げた。
だが、この試合も待ち受けていたのは、昨シーズンのような苦しい展開だったのである。
東3局では
仲林のリーチにドラ・アンコで追いつく。
打点だけではない。待ち牌の枚数も1枚vs4枚と、圧倒的な期待値差で優勢に立っていた。














