タッキー劇場が、
カーニバルより盛り上がった今夜。の巻
文・中島由矩【月曜担当ライター】2026年9月28日
「⚪︎︎⚪︎劇場」
さあ、⚪︎⚪︎の中に入る人名は誰だろう。
プロ野球の世界では、ロッテの小林雅英投手ならコバマサ劇場、広島の永川勝浩投手なら永川劇場、クルーン投手ならクルーン劇場、澤村拓一投手の澤村劇場や森唯斗投手の森劇場なんていうのもあった。
最終イニングである9回、1・2点を争う緊迫した場面で登板し、「自らピンチを作り出し、自らそれを解決して勝利で幕を引く」まるで自作自演のような様子からそのように名づけられた用語だ。
念のために書いておくが、これは決して蔑称ではなく、ファンは選手に対する敬意と親しみを込めてそう呼んだのだ。「いつも通りの⚪︎⚪︎劇場だったけど、最終的には勝ててよかったよなあ。」と。「今日も勝ったぜ、ビールがうまい」と。
2026年9月28日(月)、東城りおが繰り出すりおのカーニバルに対し、滝沢和典がタッキー劇場で応戦。多くのファンの目を釘づけにした試合を見ていこう。
早めの対応で、カーニバルにも劇場にも参加しなかった2人。並んだスクショがたまたま撮れたので、残しておく。チーム戦、しかも長いリーグ戦では、激しい展開に対しディフェンスを固めるのもまた、麻雀の技術と言える。
第1試合
東家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
南家:二階堂亜樹(EX風林火山)
西家:滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:東城りお(BEAST X)
東2局
「ロン…8000」
滝沢のカン
待ちの先制リーチに飛び込んだのは、仕掛けていた亜樹。滝沢は元々待ちに不満のあったツモ切りリーチということで、真っ直ぐ押したのだが、とりあえず2600を…と思ったところ、裏ドラが2枚乗って8000となった。
2600が5200になることだってかなり許せないのに、よりによって8000になった辛い現実と向き合う亜樹。しかし、これは序章に過ぎないのだった。
東4局1本場
先制リーチを放ったのは白鳥。
と
のくっつきイーシャンテンに、引いてきたのは
だった。
・![]()
待ちの変則3面張で勝負をかける。これが山に5枚も眠っていた。
親の東城は、![]()
・カン
のイーシャンテンに、
を引き入れてテンパイすると、ドラ表示牌のカン
待ちで追いかけリーチを選択。
枚数は2枚vs5枚だが、「ツモ」
2枚が勝つ夜だってある。麻雀は算数じゃないんだから。
りおのカーニバルはいつだって、強気な選択から突然幕を開けるのだった。
いつも楽しげな表情で、麻雀が最高のテーブルゲームであることを、全身で表している東城。真っ直ぐな麻雀に、「野獣」という意味のビーストのユニフォームがよく似合う。
南1局
親番で先制リーチを打ったのは白鳥。
待ちはカン
と苦しいが、流局も含めて親番をつなぎ、トップ目の東城をつかまえたい。
ここに、白鳥と同点で2着目の滝沢が追いついた。一気通貫を確定させるカン
を引き入れると、両無筋の
を叩き切って追いかけリーチ。
白鳥のリーチには
も
も通っておらず、仮に![]()
待ちだった場合「打
にしときゃあよかった…。トホホ…」ということになる。
しかし、滝沢はここを勝負所と定め、リターンが目一杯大きくなる選択をした。さあ、めくり合いへ。
白鳥・滝沢によるめくり合いが始まった。…かと思いきや、すぐ次の手番である東城もテンパイ。打ち出す予定の
だが、白鳥が前巡
をツモ切っていて両面待ちはなく、
がすべて見えていて、カン
も出てこない。
滝沢には無筋だが、この手を決めれば大きくトップが近づくことになる。前局同様、ここも勇気を振り絞って
「リーチ」
果たして東城は、透き通る声でリーチを宣言した。が、
「ロン、…12000」
声の主は、もちろん滝沢。リーチ・一発・ピンフ・一気通貫に、裏ドラも1枚乗せて12000。トップ目東城からの直撃で、一躍トップ目に立った。
南2局1本場
トップ目に立った滝沢は、さらに攻勢を強める。
ドラの
が3枚ある手を、仕掛けられるように、ソーズに向かうと、オタ風の
ポンから発進。2巡目の打
の段階では門前リーチにする手順だったが、のちに
を含むソーズが寄ってきたのだった。
(ソーズでなければ、役牌暗刻かトイトイか…。でも
と
は私が持ってるし…)












