部屋とMリーグとスワンと私~白鳥翔が教えてくれたもの~【熱論!Mリーグ】

 

同巡に追いついて、追っかけリーチを敢行。

いけーーーーーーーーーーーーーーーーー

とテンションの上がる私をよそに、

 

白鳥さんはこの表情。どれだけ自信無さそうなんだ…。

確かに、リーチ判断は難しかったと思う。

が切ってある滝沢さんの河。

白鳥さんがダマにしていればは脇からこぼれたかもしれない。

ただ、リーチをしてツモればハネマンだ。点差を考えるとダマテン満貫では心もとない。打点上昇を考えてのリーチは悪くない判断だと思っていたけれど…。

11月のパブリックビューイングで見せた、チームリーダー多井さんの気迫あふれるプレイ。チームメイトの不調の前では効果がなかったのか…?

涙がにじんでモニターが霞んでしまう。気合を入れて応援しているファンとしては、白鳥さんが自信なさそうなのはツラい…

結果は…

 

滝沢さんの4000オールツモアガリ。白鳥さんは黒棒を出して支払った。

 

部屋の天井を見上げながら、思い浮かぶのは彼のこと。

 

そう、私にも違和感はある。彼はいつも麻雀優先。こないだ「もっと大事にする」って言ってくれたのはなんだったのだろう…。

一緒にいるときは楽しい。でも、ときどきどうしても心に浮かんできてしまう。

『私、本当に愛されてるのかな…?』

どんどん自信が無くなってくる。こうやって部屋に取り残されて、一人で泣いているなんて、嫌だ。

【南1局2本場】

ついに白鳥さんにチャンス手が入る。赤3枚を使い切れて、三色も狙えるすごい手だ。

巡目が深くなってきたので、仕掛けを考えた並べ方にした白鳥さん、

 

狙いは、を鳴いたときに、とさらしてその左からを切ることで、456もしくは567の三色と誤認させてでアガろうということか。

しかし、この並べ方だと三色が確定するを鳴いたときに右から3番目のを切ることになってしまい、の右2枚が浮き彫りになってピンズ待ちが透けてしまうんじゃないか…

不安に駆られながらモニターを見つめる私。なかなかテンパイしない…お願い、テンパイして…

リーチ!!(ええ声)」

なんと先に村上さんからリーチがかかる。白鳥さんがツモったのは、

 

無筋のドラ。どうする…

 

あ、表情が変わった。闘志を内に秘めたいつもの白鳥さんに戻っている。ここは…

 

押した!

点棒状況的にライバルである村上さんのリーチ。はドラとはいえ端牌なので、赤3枚あるこの手ならアガリ逃しの方が痛いという判断か。

 

きゃーーーーーーーーーーー!

テンパイした!

は現物待ちなのでダマ。

すると、

 

テンパイした寿人さんからが零れる。

 

白鳥さん復活。8000点のアガリ。これで下3人は僅差。ここから…ここからだ。

【南3局】

ラス目で迎えた親番。4巡目にこの形。

 

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