さらにこの終盤戦。戦術、起用意図なども選手にきちんと伝えていっているはずです。
ここで監督の「顔」が見えないと、どうしても思い入れができないです。
今年から東北楽天ゴールデンイーグルスの監督となった平石洋介監督。
野球が好きな人でも「?」となる、あまり知られていない方ですが、彼は松坂世代であり、甲子園の伝説の17回、横浜vsPLの、PL学園選手だったとか、顔が分かれば「おお!」となることがあります。
他にも選手が活躍したら監督は「ナイス起用!」といわれるでしょうし、沈んだら「そりゃないぜ!」といわれます。
それをサポーターはいいたいのです。
その「壁役」がいないのは、せっかくのMリーグ、もったいないなというのはあります。
例えば今回なら。
監督から事前に2連戦を託された園田賢プロが、会社からを休みをもらって今日の対戦のために体調調整をし、2連勝をする。
監督サイコー! ソノケンサイコー! ドリブンズサイコー!
とサポーターはサイコーの1日となったはずです。
そしてKONAMI麻雀格闘倶楽部。
高宮まりプロの出場回数が極端に少ない状況です。
出場率(出場回数÷試合数)は、高宮プロは19.7%。次に低いのは近藤誠一プロ、黒沢咲プロの28.3%。これから見てもかなり低いです。
それぞれ個人の事情はいろいろとあると思います。
もし私が監督だったら「トップ率」が高い人を使っていきたい。高宮プロはトップ率6.67%と低いので使いづらいのも分かります。
だからこそ監督に起用法の説明を聞きたい。
同日、高宮プロは北関東リーグで優勝しています。
「よし! じゃあ次は使おう!」
そう思うのか。それは監督次第だと思います
そしてなによりも、高宮まりプロのファンは、Mリーガーとして戦う姿を見たいはずです。
もちろんデータを重視し、冷徹に高宮プロを使わない、というのもアリだと思います。
どちらにしろ、その所在責任を知りたい。監督をアバターではなく、リアルな存在として見たい。
それが「プロ」だと思います。
一方、監督もつらいところがあると思います。
なにより戦術としてやれることが少ない。
そこで来年度から変えてほしいルールがあります。
これは強く強く、思っています。
それは「場決め」です。
Mリーグで「場決め」は出場選手が「東南西北」の牌を取り、場を決めます。
一般的なルールです。
ここを変えてほしいんです!
牌を取るのは「監督」(もしくはその代理)にする。
そして出場選手は、その後に決め、出場登録をする。
Mリーグは「個人戦」ではなく、「団体戦」です。
もし私がEX風林火山の監督なら。
1戦目、下家がパイレーツになったときどうする?
パイレーツは3人とも鳴き仕掛けが得意で、アガりスピードが速い。
滝沢プロはのびのび打たせたい。
勝又プロは1回戦の結果の状況対応としてもらうため、控え室で対局を見てほしい。
ここは亜樹プロに我慢を強いる形になるが、2着以上でOKということを言って、出場登録をする。
もしKONAMI麻雀格闘倶楽部が佐々木寿人が「予告出場」してきたら。
KONAMIは対面。だったらここは真っ向勝負。ファンもみたい滝沢プロをぶつけよう。
そういった戦術戦略ができます。
選手起用の判断基準が「この日スケジュール空いている人」「体調いい人」だと監督の腕の見せどころがあまりありません。
場決めが先、選手出場が後なら
「上家がドリブンズなんで、ちょっとやりたい作戦があるんです」
と選手からも出てくるはずです。
もちろんこれは私個人の意見です。
そして他のMリーグファン、関係者、いろんな考え方があると思います。
だからこそMリーグ1年目、いろんなことをみんなでSNSやファンミーティングなどで話しあえればと思います。
今回のMリーグについてまったく書いていないので、ちょっとだけ。
第1回戦
南2局 ドラ
1巡目の亜樹の手牌