麻雀格闘倶楽部35100のトップ→ +55.1pt
ドリブンズ7700のラス→ -52.3pt
両チームの差 107.4pt
なんとアガった後の方が差がついてしまった!
もちろん園田もこのことはわかっている。だがチートイツを見逃すわけにはいかない。放銃だけではなくアガりまでついていないのか…
オーラス
園田はあきらめない。
この局のテーマはただ一つ。前原をトップから引きづりおろして次戦に食らいつくことである。前原と2着目の松本とは6400差なので、満貫直撃を狙うしかない。
メンホンに仕上げた園田。は2巡前に切られたばかりだ。ダマに構えてアガりトップの前原から拾うのをじっと待つ。
前原は決断のリーチときた!
ここだ、ここしかない。
狙いすましたように追っかけリーチ!跳満直撃なら前原の3着落ちだ。
麻雀格闘倶楽部に食らいつく乾坤一擲の一撃!
だが…
2軒リーチをすり抜けてアガったのは親の松本だった(500オール)。
次局、前原に早い手が入る。今度こそトップを決めにいくリーチ。
そこに松本から出たをチー、打(は安牌でが3枚見えている)とし、待ちのテンパイで追いついた園田。安めでも前原から直撃すればトップを阻止できる。おそらく他からが出ても見逃していただろう。
しかしを引いて撤退。筋が切れすぎているのと、親の松本が来ている。自分が放銃しても前原のトップを確定させてしまうので、松本の自力トップに賭けた。
その松本は待望のテンパイを入れるが
前原がをツモって1回戦は終了した。
ドリブンズにとっては最も避けたかった並びを作られてしまった。
この結果麻雀格闘倶楽部とは74.5pt差がついてしまう。
ドリブンズトップ、麻雀格闘倶楽部3着の並びを最低でも作らないと逆転は厳しい。
2回戦
東3局0本場
園田はをチーしてテンパイを入れるが
萩原のリーチに放銃。裏3で跳満となってしまう。
さらに次局このが
またもや裏3の親満放銃になってしまう。
きつい…あまりにきつい…絶対に負けられない状況での不ツキに園田は立ち向かわなければならない。
南3局0本場
もはや麻雀格闘倶楽部とのトータルポイント差を挽回できる点差ではなくなっていた。
しかし決勝ラウンド進出のためにやれることはまだある。もしこのまま半荘が終了すると
3500のラス→ -56.5pt
トータル –42.5ptになる。
このままだと最終戦でパイレーツは100pt弱稼げば良いことになる。かなり現実的な数字だ。
ここは当初の第2目標『±0付近で終わること』にシフトして少しでもボーダーを上げる努力をしなければならない。せめて3着、3着が欲しい。
だが、無情にも手が追いつかない。