みずぐちむが教えてあげる!
つおくなる!麻雀講座【第11回】
3月10日に行われた「麻雀最強戦2018 女流プロ代表決定戦」さっくり負けてしまいました。
連荘王と言われた私でしたが、最後の南場の親番もさっくりハネマン親かぶり…。
金本さんを見返すチャンス…が、ダメっ! 悔しい…。
第11話 中原…?夏…?左…? ○○を制する者は…。
図1 あなたは何を鳴く?
ドラ
図2 ドラ1の手牌、を鳴くか?
ドラ
その可能性は海より広い
仕掛けって麻雀においてとーっても大事ですよね。
わー! 当たり前のこと言ってんじゃねー! って怒らないでください><
自分のツモだけで麻雀をしているとあまり選択も多くなく腕の差は出づらいですが、仕掛けが加わった瞬間に無限の可能性が生まれて、腕の差がはっきりと出るのです。
仕掛けを制する者は麻雀を制す!ですよ。
さて、仕掛けの中にもいい仕掛けと悪い仕掛けがあります。
一番いい仕掛けは、もちろん高い仕掛けです。後はかわす仕掛け(ただしかわす仕掛けは難しいので注意点がいっぱいあります)、最後にテンパイ料を取りにいく仕掛け。
いい仕掛けはだいたいこの三つに集約されます。
悪い仕掛けについても書きましょう。
遠くて安い仕掛け、本手をかわし手にしてしまう仕掛け、安全牌をなくしてしまう仕掛けなどです。
文章で説明しただけでは分かりづらいので、どんな仕掛けがいいのか悪いのか実際に牌姿を出して見てみましょう。
判断を制する者は…
図1の手牌、あなたは何を鳴きますか?
ドラ
実は鳴いてはいけないところがただ一つだけあります。
みなさんきっとお分かりですね? カンです。
この手、急所だからといってソーズを鳴いているようではいつまでたってもマンガンは和了れません。
役役ホンイツのマンガン一直線でいきましょう。カン、、は喜んで鳴いてください☆
次は図2です。
ドラ
ドラ1あるこの手、を鳴きますか?
鳴けばイーシャンテンで、そこそこ和了れそうですね。
が、ダメ! この手でを鳴くのはよくないのです。
安全牌候補がなくなってしまいますし、打点が安いです。
とりあえずはスルーして様子見をし、手が育てばのトイツ落としでメンタンピンドラなんていう最高の形になるかもしれません。
の2枚目を鳴くのは安全牌のバランスや他家の打点によって決めましょう。
常に全員の捨て牌と自分の手牌を見比べて、安全牌をカウントしておくことは大事です。
また、テンパイ料が欲しい時の中盤以降は意を決して鳴いてもいいです!
用意を制する者は…
最後に、仕掛ける時のみずぐちむアドバイス!
仕掛ける時に大切なのは、何を鳴くか先に考えておくことです。
切られてから考えているのでは遅いです。
小考は傷になってしまうし、考えてやっぱり鳴かないはもっと傷になっちゃいます。
備えあれば憂いなし!ですよ。
次回は仕掛けのコツパート2です。
今回は基礎編ということで、次回は仕掛け応用編をやろうと思います!
それではまた!
(初出「近代麻雀」2018年5月1日号)