本日4月20日(土)19時より、麻雀最強戦2019「女流プレミアトーナメント」の決勝戦が行われた(司会:小山剛志/アシスタント:鈴木ふみ奈/実況:梅中悠介/解説:近藤誠一・藤崎智)。その模様はAbemaTV麻雀チャンネルにて生配信され、水口美香プロ(日本プロ麻雀協会)が優勝した。水口プロは2017年に続いて女流プレミアトーナメント2度めの優勝。
本日の対戦は「麻雀最強戦2019」の第5戦で、女流プレミアトーナメントの最終戦となる。
女流プレミアトーナメントは、32名の女流プロからただ1人の勝ち上がり者を決める過酷なトーンメント戦。
決勝の対局メンバーは、水口美香・高橋侑希・茅森早香・豊後葵の4名。
高橋・豊後・水口・茅森の並びで対局はスタート。
開局は、ピンズのホンイツに向かった水口に高橋と親の豊後がリーチで攻める。
結果、高橋が豊後のチャンタの高めの当り牌でドラのを掴んでしまい、リーチ・一発・ピンフ・チャンタ・ドラ1の12000の痛恨の放銃となってしまう。高橋はドラが雀頭だっただけに、悔しさもひとしおか。
豊後リードで始まった決勝戦。
東2局、豊後は自身の親番でドラのをアンコにして先制リーチ。待ちは。しかしこれは山には1枚しかいない。
果敢に追いかけたのは水口。イーペーコーのカン待ちでリーチ。この時点で山に3枚。
これは水口がツモり勝って1000・2000。豊後の独走を許さない。
東3局は自風のを鳴いた高橋がホンイツの3900のテンパイを果たすが、流局。水口と2人テンパイ。
同1本場、10巡目に豊後が先制リーチ。ピンフのみの手だが待ちの三面張。
豊後は12枚めのをツモって700・1300のアガリで、水口の追随を許さない。
東4局、茅森がダブを仕掛けてドラ1の5800テンパイ。
これに豊後が待ちでリーチ。
さらに高橋が待ちでリーチ、と大混戦。
決着は茅森が8枚目のを一発で掴んで、ピンフ・ドラ1の8000点を放銃。高橋が反撃の狼煙を上げる。
南入した時点では、
豊後・水口・高橋・茅森という並びだが、トップ3万5500・ラス1万3700なので、まだまだどうなるかわからない。
南1局、12巡目に水口がのシャンポン待ちで先制リーチ。これに親の高橋が待ちで追いかけるも、2人テンパイで流局。
同1本場、豊後が一気通貫ドラ3のペン待ちをヤミテンにして、茅森がこれに放銃。豊後は一気に4万点オーバーに。
南2本場、8巡目に高橋がドラをアンコにしての待ちで先制リーチ。
茅森からがこぼれて8000点。高橋が2着に迫る。
南3局は、6巡目に茅森が先制リーチ。待ちは。を一発でツモって2000・4000のアガリとなる。
そしてオーラスを迎えての点棒状況は次の通り。
高橋 27,200
豊後 42,300
水口 26,600
茅森 3,900
豊後が6巡目にのシャンポン待ちでヤミテンにとるが、親の茅森のリーチを受けてオリを選択。
茅森の1人テンパイで1本場へ。
同1本場、茅森が11巡目にリーチ・一発・ツモ・ドラ1の4000オールで猛追に入る。
2本場、高橋と水口の条件はハネマンツモ。茅森はハネマン出アガリで逆転という状況に。
この局は茅森がのみの700オールで連荘。
3本場、高橋が純チャンサンショクのヤミテンを入れると、茅森がペン待ちでリーチをかける。
同時に豊後にもテンパイが入り、一発でを放銃。ウラ1の7700で、茅森が逆転トップに。
4本場を迎えて、点棒状況は次の通り。
高橋 21,200
豊後 27,700
水口 20,600
茅森 30,500
ドラは。
先制リーチを打ったのは水口。待ちのでイーペーコー。どちらをツモっても条件を満たす。
追いついたのは豊後。チートイツの待ちヤミテン。アガれば条件を満たす。
山5対山3の熱い対決は、水口に軍配がアガった。
をツモって裏ドラが雀頭。ハネマンをツモアガってラスからの大逆転を決めた。
▲雌雄を決したハネマンツモ
32分の1のプレミアトーナメントを勝ち上がった水口プロには、12月に行われるファイナルのチケットが贈られた。