部屋とMリーグとヒサトと私たち～この、あふれ出る熱狂を～【熱論！Mリーグ】担当記者：ゆうせー

この、

さらにこのは河に並んでいなかっただろう。寿人さんはここでイーシャンテンに。

けれど、

狙いの一つであるを引き入れた亜樹さんがリーチ敢行だ。

寿人さんは、

を引いてテンパイ！がもう残っていないので、ここは通っているを切って単騎にとる。

寿人さんは、待ちが変化するのをツモるごとに祈った。

…ノー、イマイチ。

…ノー、フリテン。

…ノー、これもフリテン。

！！これだ！！ようやく納得がいく待ちを見つけた寿人さん、牌を横に曲げる手が躍っているように見えた。

リーチした時点で4枚山に残っていた。けれどもリーチ者二人をよけていく。

「お願い…次がハイテイ…」

ツモったーーーーーーーー！！しかも裏裏！！！

これまでの鬱憤を晴らすかのような豪快な6200オールのアガリ。

流れに乗り切れない中でも、得意のホンイツで親権を維持したことがこのアガリにつながった。たとえ不調でも、頼れるのは己の腕のみ。そう寿人さんが語っているように見えた。

このアガリ以降、寿人さんは完全に調子を取り戻した。

続く親番で見せた、ノータイム役アリ追っかけリーチ。

南3局での2巡目リャンメンリーチ。

そして、オーラスでの待ちのダマ。いずれにも寿人さんらしいシャープさが溢れていた。もう、不調は抜けただろう。

眠れる魔王が、11月11日、1が並んだ日に復活した。

そうだ、KONAMIがトップをとったということは、あのポーズが来るのかしら…

キターーーーーーーーーーーーーーーーー！！！

…でも、なんかちがうんじゃない？？

寿人さん、指2本立ててますよ！！　それはガラクタポーズの手ですよ！！

なぜか松本さんにポーズの見本を見せてもらって一本指に直した寿人さん。

あまりの寿人さんの可愛さに、内川さんもスマイル！

亜樹さんは笑うのを必死にガマンしているように見えた。

そして松本さんは…

ジト目！！なんなのこのジト目！！！こんな顔見たことないんだけど！！！！

あー、面白かったー。これ誰かに話したいな…

ーあなたの両腕を切り落としてー

あれ？電話だ。

…たろうくん？？

たろう「もしもし！久しぶり！今のMリーグ見てた？？」

桃「見てた見てた！！寿人さん指二本上げてるし！！ていうかなんなんあの松本さんの目！！」

たろう「ホント最高に笑ったよなー！内川さんも優しい笑顔だったし！試合も面白かったよね！」

桃「そうだねー！寿人さん最初はどうなるかとヒヤヒヤしたけれど、もう完全復活だよね！」

たろう「そう思うそう思う！！なぁ…今度また、一緒にMリーグ見ないか？」

桃「…うん！私もおんなじこと思ってた！一緒に見よ！！」

たろうくんとまた連絡がとれたのも、寿人さんのポーズのおかげだな。

この熱狂を、これからも、二人で。

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