U-NEXTパイレーツ・朝倉康心 相手読みの打ち手を惑わす親の「チーテンスルー」【Mリーガー30人の名手】

パイレーツ・朝倉康心

相手読みの打ち手を惑わす

親の「チーテンスルー」

【Mリーガー29人の名手】

Mリーグ2019 11/29

第1試合 東1局2本場 供託×2 ドラ

東家 朝倉康心U-NEXTパイレーツ

28400

南家 佐々木寿人麻雀格闘倶楽部

25500

西家 滝沢和典EX風林火山

20600

北家 村上淳赤坂ドリブンズ

23500

 

東1局2本場で供託は2本。連荘で少しリードしている東家の朝倉の手は、序盤にしてをポンしてのイーシャンテン。

ここに上家の村上がを捨ててきた。チーすればのシャンポン待ちでテンパイだが、朝倉はここでどう構えたか?

 

 

「相手の手を読む打ち手だからあえてスルー」

朝倉はここでに反応せず、そのままツモに入った。この見送りに対し、勝又健志は「動くことでキー牌で出にくくなるなら見送りもありですが、ポンしていてがすでに出にくいわけですから、素直にチーでよいと思いますが」とコメントする。

だが、仮にがコーツになった場合はどうか?打点が大幅に上がり、かつ待ちは相当な盲点となる。相手が読む打ち手だからこそのスルーだ。

この局は、朝倉が自力でを引き、狙い通りの待ちテンパイを果たす。

 

これに南家の佐々木がバラバラの手から放銃する。通常なら親が仕掛けているところに放銃するような手格好ではなかったが、これも朝倉がpastedGraphic_5.png見送りという奇襲を仕掛けたからこそ、pastedGraphic_10.pngの出につながったといえるだろう。

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東川亮

赤入り麻雀、東天紅(三人麻雀)などを愛する、さいたま市在住の麻雀ファン。本業はフリーのライター。飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」にて、オーナーである麻雀解説者・梶本琢程氏との接点が生まれ、その縁をきっかけとしてキンマWebにてライター活動を開始した。
ひがし@Twitter

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