とを鳴いている、このときの沢崎の手牌は、
がトイツで入っている…!!
寿人決死の裸単騎仕掛けが、沢崎の大三元を封じ込めることとなっていたのだ。
魚谷がを切ったときも、沢崎と寿人の手は変わっていない。盤面を確認すると、
魚谷がを切ったとき、全員の手はこのようになっていた。
沢崎はノーテン。寿人と魚谷の勝負か…
だが、魚谷がを通したことで、後の手づまりを防ぐためにも、石橋が嫌々ながらを合わせ打ちすることになる。
「チー」
これを鳴いて、打。封印が解け、とうとう沢崎に大三元テンパイが入った。
アガるのは、
沢崎か?
魚谷か?
寿人か?
山の一番近いところにいたのは、
だ!魚谷のアガリだ!!
赤3、8000点のアガリで魚谷は2着に浮上。オーラスを迎える。
⑥南4局 石橋のリーチ判断
オーラス。なんとか逃げ切りたい石橋、寿人のドラポンをうけながらも、
7巡目にはこのカタチでテンパイ。役はないが、ツモったらトップだ。
そこへ、
親の沢崎からリーチが入る。
次の石橋のツモは、
だ。
盤面はこのようになっている。(寿人のドラポンは5巡目)
さて、あなたならどうする?
①切り追っかけリーチ
②切りトリダマ
③切り気合いオリ
石橋の選択は、
①切り追っかけリーチだった。
もう一度盤面を見てみると、
現状手の内に沢崎の安全牌が1枚もない。オリ切れる保証もないので、リーチに踏み切って自力で決着をつけようといった狙いだろう。沢崎は表ドラを固めていない、という情報もある。
ただ、沢崎は、→→と、ドラ含みの愚形を払っている。よって、リーチの待ちは好形のことが多く、石橋の愚形リーチでは勝つ見込みは低いと言えよう。
を切ってアガれるカタチをキープするのはいいと感じる。しかし、好形が予想される親リーチに対して、トップ目の愚形待ちで手牌を入れ替える道を完全に断ってしまうのはどうだろうか。親リーチに放銃してしまったら、高確率で着順ダウンしてしまう。
残り22戦でトータルポイント-20.7の5位。Piratesがボーダー争いの最中であることを鑑みても、ここは②切りトリダマを選んで、良形変化したらリーチして勝負。など、危険度の高い牌を持ってきたら、通っていないのを承知で比較的マシなを3枚並べて必死にオリる。というのが致命傷を避ける意味でもよいと感じる。
結果は、
次巡、石橋が持ってきたが、
沢崎の、リーチピンフ赤裏裏、12000に放銃。
トリダマにしていても、このは止まらなかった可能性が高い。ここまで南1局で見たビタ止めなど、好プレーの多かった石橋だったが、この局は痛い放銃となってしまった。
続く南4局1本場は、