熱論!Mリーグ【Thu】
憎いほど大胆不敵!
ノータイムの魔王・
佐々木寿人が目覚めた夜
文・真中彰司【木曜担当ライター】2020年2月6日
2020年2月6日、今日のMリーグ1戦目のカードは以下の4選手だ。
1戦目
東家 近藤誠一(セガサミーフェニックス)
絶好調のフェニックスからは個人成績首位の近藤。
そして猛追中のドリブンズからは前節大トップを決めたたろう。
さらにアベマズからは松本の連対バトンを受け取った日向。
そして現在6位と、ボーダー戦線のど真ん中にいるのが麻雀格闘倶楽部からは、佐々木寿人が登場した。
寿人と言えば【魔王】と言われるほどの支配力が持ち味だが、ここまでで-49.2ptとやや振るわない成績。
しかし、チームメイトの前原・藤崎は全く心配していないという。
果たして復活の夜は今日訪れるのか?
東3局
リードした近藤を追いかける東3局。
ターツ選択でカンを払っていくと…
選択がハマって、とツモりテンパイ。
一通への変化もあるが…
巡目も遅いため、即リーチ。ここまでわずか1秒。
寿人ならもう少し早いテンパイでも即リーチしていただろう。
しかし、待ちのは残り1枚しかない。
その間にたろうは前巡からでこっそりヤミテン。
たろうの待ちの方が圧倒的に強い。これは流される…
なんとラス牌を一発ツモ!
「だって見えてないから、残り4枚あるじゃん」
そこに座っているのは「引き算打法」の使い手。待ちの枚数など関係なかった。
南1局
南1局では喰いタンでポンから仕掛けていく。
Mリーグでは喰いタンはあまり見かけないが、麻雀格闘倶楽部が一番喰いタンの回数が多いのではないだろうか?
そして常にノータイムの寿人は、テンパイ速度が読みづらい。
索子に染めていた日向から8000点を討ち取り、再びトップ目に浮上。
南4局3本場。
ラス親の日向が粘って迎えた迎えたオーラス3本場。
近藤がさっそくツモ条件を満たすテンパイ。
迷わずリーチに打って出る。フェニックスは首位のため、2着でも及第点だ。
対して寿人は無筋のを…