前田直哉、
オーラスをきっちり攻めきり、
ディフェンスマスター決戦を
制する!!
7月26日(日)15時より、「麻雀最強戦2020 鉄壁のディフェンスマスター決戦」が行われた(司会:小山剛志/アシスタント:天木じゅん/実況:日吉辰哉/解説:園田賢・梶本琢程/公式アンバサダー:楠栞桜)。
その模様はAbemaTV麻雀チャンネルにて生配信され、前田直哉プロ(日本プロ麻雀連盟)が優勝した。
前田プロは
「オーラスにまっすぐに勝負に行けたところが勝因だったと思います。ここのところチャンスは頂いていてもファイナルに行けていなかったので、今年は最強位になるつもりで頑張りたいと思います」
と語った。
前田プロには麻雀最強戦2020ファイナルへの出場権、賞金10万円ならびにアース製薬商品の詰め合わせが贈られた。
本日の対戦は麻雀最強戦2020の第8戦目。
日本で一番麻雀が強い奴は誰だ!それを決めるのが麻雀最強戦です。8名の選手が出場、この大会の優勝者が12月に行われる麻雀最強戦ファイナルに進みます。
対局メンバーは次の8名。
【A卓】村上淳 大和 鈴木達也 前田直哉
【B卓】近藤千雄 仲林圭 金太賢 HIRO柴田
A卓からは鈴木・前田、B卓からは近藤・仲林が勝ち上がった。
▲A卓1位 鈴木達也プロ
▲A卓2位 前田直哉プロ
▲B卓1位 近藤千雄プロ
▲B卓2位 仲林圭プロ
決勝は、鈴木・近藤・仲林・前田の並びでスタート。
開局、親の鈴木のリーチは1人テンパイで流局し、迎えた1本場。近藤の先制リーチに、前田が真っ直ぐに打って放銃となったが、役はリーチのみの1300点。
つづく東2局、親の近藤がでリーチをかけると、西家の前田が自風でドラのを近藤からポンしてマンガンのテンパイ。前田の待ちのを、近藤が掴んで8000点の放銃。前田がトップ目に。
東3局は仲林の親番。8巡目に近藤がリーチをかけて、一発ツモ。ドラ1・ウラ1のマンガンで、即座に失点をリカバーする。
東4局、親はトップ目の前田。引き続き近藤が7巡目に先制リーチをかける。が、アガったのは鈴木。のみの400・700のアガリで近藤のリーチを潰す。
僅差で東場を終え、前田・鈴木・近藤・仲林の並びで南入。
まず近藤がダブをポンしてテンパイ。そこに前田がドラで生牌のを切ってリーチをかける。前田の待ちは。近藤はカン待ちからのシャンポン待ちにチェンジ。そして近藤がをツモ! 700・1300ながら前田の独走を許さない。
南2局、ここまでビハインドを負っていた仲林に勝負手が入る。
ツモ ドライッツーとチャンタの両天秤にツモったのは。しかし仲林はリーチを選択。この手を鈴木からを討ち取って2600。場はますます平たくなる。
南3局は仲林の親番。トップ近藤とラス目仲林の点差は、わずか6400点。仲林の15巡目リーチに鈴木が同巡追いかけリーチ。さらに近藤も参戦するが、結果は流局。前田の1人ノーテンでますます接戦に。
同1本場、供託リーチ棒が3本。ドラのが、第1ツモで仲林と前田にトイツになる。鈴木が切ったを仲林がポン、さらに加カンしてをポン。仲林がドラ雀頭の待ちテンパイにたどり着き、をツモアガリ! 3200オールで一気に仲林がトップに躍り出る。
同2本場、仲林が再びドラ雀頭の(ドラ)でリーチをかけるが、前田のヤミテンに捉えられる。前田がチートイツ・ドラ2の6400をアガってオーラスへ。
オーラスを迎えて、各家の点棒は次の通り。
鈴木 20,300
近藤 24,600
仲林 26,400
前田 28,700
南4局、ドラは。
全員に優勝の可能性のある点棒状況。まず6巡目に近藤がドラを切ってリーチ。ピンフ・ドラ1の前田からの直撃かツモが逆転条件。近藤の待ちは。
をアンコにしている仲林が食い仕掛けを入れて前進。がアンコでドラ1の前田もポンテンを入れる。待ちは近藤と同じく。
そしてテンパイの入った仲林の手からが打たれ、前田のみがアガリを宣言。前田がリーチ棒プラス3900をアガって、ノーテン流局が可能な点差に逃れる。
近藤、仲林はマンガンツモの条件で1本場を迎える。
ファーストテンパイは近藤。前田からをポンしてトイトイのテンパイ。待ちはのシャンポン待ち。ツモか前田からの直撃が必要。近藤はさらにを暗カンして、新ドラが。
▲近藤の渾身のトイトイ・!
終盤にテンパイを入れた仲林が、近藤からの直撃・ウラドラ条件も考慮してリーチをかけるが、両者にアガリがでることはなく、流局。
前田が手牌を伏せて、試合終了となった。
前田直哉が鉄壁のディフェンスマスター決戦を制して、ファイナルへのチケットを手にすることになった。
▲決定打となったオーラスの前田の3900
最終結果
鈴木 20,300
近藤 23,600
仲林 21,500
前田 34,600
次回の麻雀最強戦2020は8月2日(日)に行われる「タイトルホルダー頂上決戦」。
出場メンバーは次の通り。
【A卓】藤崎智 坂本大志 堀慎吾 原浩明
【B卓】森下剛任 本田朋広 河野高志 伊藤優孝
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(※文中敬称略)
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