やっほーーい! 儂じゃよー!
今日も元気に3000・6000! 麻雀歴1000年の鴉天狗、バーチャルYoutuberの千羽黒乃(せんばくろの)じゃ! 今日も儂と一緒に、麻雀がもっともっと楽しくなるコツを学んでいくのじゃ!
前回は「トイツが多い手牌での打ち方」についてお話ししたのじゃ。トイツ系の手はどういうときに狙うの? という内容。チートイツとトイトイで悩んだことのある方には、ぜひ一度読んでほしいのじゃ!
「受け入れ枚数」ってなんなのじゃ?
さてさて、「受け入れ枚数」という言葉を聞いたことがあるのじゃ? 「手を進めることができる牌の数」という意味の麻雀用語なのじゃ。
麻雀は2シャンテンから1シャンテン、1シャンテンから聴牌と、和了に向けて手を進めていくゲーム。そのため、「受け入れ枚数」が多くなるように打つのが基本的な打ち方なのじゃ。
が、しかーし! ときには「受け入れ枚数」以外の部分を重視して打つ場面もあるのじゃ!
…というわけで、百聞は一見にしかず! まずはさっそくこちらを見てみてほしいのじゃ!
よくある平和のイーシャンテン…だったところに、思いがけないをツモってきたところじゃ。
一つしかなかった頭の部分が面子になってしまったときにはどう打つのが良いかのう?
一緒に考えていくのじゃ!
まずはツモってきたを手の中に入れた、この14枚の手牌。選択肢は2つじゃ!
「を切って、を面子として使う」と「(または)を切って、を頭にする」じゃ!
どちらが良さそうか分かったのじゃ? さっそく説明していくのじゃ!
まずはを切ったときの形から見てみるのじゃ!
これは,,,,,,,を引けば聴牌することができる、「受け入れ枚数」が最も多い28枚となる打牌じゃ。
(今のところ頭がないので「ヘッドレス」なんて呼ばれることもある形じゃ)
対してを切ったときの形は
両面2つが残った形で、,,,を引けば聴牌することができる形。「受け入れ枚数」は16枚じゃ。
「じゃあ切りの方が広くて聴牌しやすいんだ!」…うむ、その通りじゃ。
でもでも、だからといって切りが常に正しいのかというと、そう簡単にはいかないのが、麻雀の面白いところ。
たとえばを切った次巡にをツモり、聴牌したときの形を見てみると…
聴牌を取ろうとするとかを切って、単騎待ちに取るしかなくなってしまうのじゃ!
打は「受け入れ枚数」こそ多いものの、その中には単騎待ちとなってしまう牌も多く含まれており、「好形聴牌となる受け入れ」はわずかに12枚。
対して打は受け入れ全てが両面の平和聴牌になるため、「好形聴牌となる受け入れ枚数」では打を上回っており、和了りやすい形だけが残るのじゃ。
単純な「受け入れ枚数」にとらわれず、「好形聴牌になる枚数」を数えることで和了やすい聴牌を目指す、という考え方が伝わったなら幸いじゃ!
「ヘッドレスの一向聴は受け入れ枚数が多いけど、単騎待ちになりやすい!」
というのを、まずは覚えておいてほしいのじゃ!
🐦ケース2:暗刻がある場合じゃ!
ではでは、今学んだことをふまえてもう一問じゃ!
こちらの一向聴の場合は、何を切るのが良いか分かるのじゃ? 今回もかの二択問題じゃ。
似たような牌姿だけど、ヒントは「索子のの順子がの暗刻になってる」のじゃ!
ぴっぴっぴっ、ぽーん!
なんと今回は、「打」で萬子の下を面子として使うのが良い一打なのじゃ!
注目してほしいポイントはの暗刻じゃ!
先ほどと同様に、打の後にをツモってきたときの形を見てみると…
今回はの暗刻から1枚切って、を頭にした両面の聴牌に取ることができるのじゃ!
筒子の単騎聴牌に取るしかなかった先ほどとは、大きな差があることに気付くのじゃ?
「暗刻があるなら面子優先!」
というのも、ぜひ覚えておいてほしいポイントじゃ!
🐦ケース3:複合形がある場合じゃ!
ではでは第3問!
こちらの一向聴では、何を切るのが良いか分かるのじゃ?
今回もかの二択じゃ!
んっふっふ…ここまで読み進めたお主なら、きっともうお気付きじゃな?
そう、今回も「打」が素晴らしい一打じゃ!
今回は筒子で複合形(面子や塔子がくっついた形)ができているというのがポイントじゃ!
のような複合形は–を引いたときに面子2つとなるだけでなく、のノベタン、の亜両面として扱えば1面子+頭も作りやすい非常に優れた形。