多井隆晴を黙らすのは誰だ!
最強戦実行委員長の金本です。
3月から開幕する麻雀最強戦。
今年のテーマは多井隆晴を黙らすのは誰だ!
と思ってます。
これを書いてる今もYouTube配信中。
天使リリエルとコラボ中。
さて、3月の女流対決のメンバーが決まりましたので発表させていただきます。
今回はいきなり去年のファイナリストとタイトルホルダーに集まってもらうことにしました。
二階堂亜樹
まずはA卓
去年は最強Mトーナメント(Mリーガードラフト1位の8名対決)で多井隆晴を5万点差をまくって優勝。
しかし、リベンジマッチで復活優勝した多井は抽選会で二階堂亜樹を強引に呼び込みファイナルで再び激突。そこには現最強位の鈴木大介もいたが…多井トップ。
次は私がリベンジする番、そして多井を黙らせに行って欲しい。
黒沢咲
黒沢咲は去年女流大会で優勝、しかしファイナルでタンヤオドラドラのイーシャンテンから親リーチを受け、一発でダブを打てずアガリを逃した。
現物の切り。
その後ピンズでメンツをしくじった末に訪れた最後のチャンスも
ドラ ツモ
を押せず、二度目のアガリ逃し。
いま改めて画像で見ると、残りツモがなくなった最終巡目なのでやむをえない気もします。
だがしかし。
実際の映像は残酷です。
上家の岡田が追っかけリーチを打った直後でテンションが上がった実況席、それなら黒沢も3人目のリーチを打つかと言い合ってます。
そして僕はイケイケと。
だが黒沢は長考し…
安全牌の切り、その直後の本田のツモ切った牌がドラのだったのです。
解説の馬場プロ「リーチ行ってるとハネマンからでした」
「結果論で語るな」
何度も言われてきた言葉です。
でも、僕は結果が欲しいんです。「面白い対局」という結果が。だから言い続けます。
馬場プロの感想こそ、視聴者の気持ちなのではないでしょうか。
そして、最初の手牌は一発目からを勝負してほしかったと。
を打つのがプロでしょと。それくらい僕は黒沢に対し厳しく見ましたし、近代麻雀でもそう書きました。
残酷な真実を言います、麻雀はアマチュアでもほぼ同じプレーができます。
おそらくこの記事を読んでいる多くの方も、自分だってその打牌はできたよ、なんて思うことはたくさんあるんじゃないでしょうか。
だからこそ、プロが打つなら、麻雀を見てもらう土壌を作る今なら「見て良かった」と思えるものを残さなければなりません。
それはいつも押すとかいう単純なものではなく、答えは無いと言っていい。
それでも面白い麻雀というのはあるんじゃないか。
そういう、答えがあるんだかないんだか分からない、雲をつかむような仕事が麻雀プロだ。
黒沢咲ならできる、それを信じているから、この大会にまた出てもらうことにしました。
岡田紗佳
黒沢と同じくファイナルのA卓で敗れて涙を流したのが岡田紗佳。
彼女の近代麻雀でのコラムを読むと、黒沢と同じ局の進行を悔しがってました。