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漢・歌衣メイカが生き行くは
愉快痛快麻雀珍道中
2月23日に行われた『雷漢戦』。
神域リーグMVPに輝いた歌衣メイカが主催で開かれたこの大会は、人気Vtuber8人による1dayトーナメントだ。
当日はYouTubeでの本配信の他に、OPENRECでの配信では渋川難波プロを解説に招き、コミュファ eSports Stadium nagoya での現地観戦では、松嶋桃プロの実況に加え鈴木優プロの解説と豪華な布陣。様々な楽しみ方ができる大規模な大会となった。
予選は上位2名が決勝卓へ進むというのは麻雀の大会においてよく使われるシステムではあるが、この大会の面白いところは、下位2名も順位決定戦卓へ進むという所。
優勝した者には『雷漢位』というタイトルが授与され、逆に最下位には――
……小学生が考えたような屈辱的称号が贈られる。
絶対に最下位は嫌だ、そんな参加者たちの叫びが聞こえてくるようだ。
本記事ではその順位決定戦……もとい、最下位決定戦の様子を主に取り扱っていくが、その前に予選の内容を紹介していこう。
予選A卓は、雀魂の最高ランクである『魂天』の3人がぶつかりあう激戦になった。
そんな中ただ一人魂天ではない今酒ハクノが奮闘する。
ポンやチーで積極的に前に出るスタイルで場を支配し、序盤にリードを作ることに成功。
リードした後も臆することなく戦い続けた今酒が大番狂わせの1位通過。
2位には見事な手順で三色リーチを決め切った千羽黒乃が滑りこんだ。
A卓からは今酒ハクノと千羽黒乃が決勝進出。残念ながら順位決定戦に進むことになったのが鴨神にゅうと咲乃もこという結果に。
予選B卓は神域リーグ優勝チームアトラスで活躍した歌衣メイカ白雪レイドの両名に加え、神域リーグを裏方で支えた青森りんこと、主催の歌衣メイカとは第1回雀魂インターハイでチームメイトだったコーサカが出場。
こちらのB卓は大荒れの展開に。
東4局に親番で8000オールという大物手を決めてほぼ予選通過が確実なものになったのが白雪。
するとそこから……
下位陣にチャンスを与える大明槓など大暴れ。
白雪の“お戯れ”になんとか2位通過となったコーサカも「白雪レイド絶対許さん」と決勝では復讐を誓う形となった。
『幸運マン』の名前に違わず圧倒的に勝って見せた白雪が1位通過。
青森りんこと歌衣メイカの両名が順位決定戦に。
以上の予選結果から、決勝卓には
最下位決定戦には
が出場する運びとなった。
それでは、順位決定戦の内容に触れていこう。
順位決定戦
東家 咲乃もこ
南家 青森りんこ
西家 鴨神にゅう
北家 歌衣メイカ
冒頭で紹介した『雷漢戦で最もザコ!w』の称号であるが、言うまでもなくこれは主催である歌衣メイカ発案によるものだ。
もちろん皆こんな不名誉な称号とりたくない。そのとりたくない称号を回避するために必死に麻雀を打つ姿が、『映える』と思ったのが主催の歌衣の思惑だったのであろう。