順子(シュンツ)は麻雀においてアガリに必要な面子(メンツ)の一種で、「123」「567」など、同じ柄の数牌が3つ連番になって構成されるもの。面子のなかでも同じ種類の牌3枚で作る「刻子(コーツ)」より作りやすく、麻雀は順子を作ることが基本となる。
順子を作る受け
順子を作るときは、以下の3種類の受け入れパターンがある。
両面(リャンメン)受け
23と持っているときは1と4、56と持っているときは4と7が受け入れとなる。受け入れられる種類が2種類あり、嵌張(カンチャン)・辺張(ペンチャン)と比べると単純な枚数は倍になるため、リャンメン受けがあると順子が作りやすい。
嵌張(カンチャン)受け
24と持っているときの3、79と持っているときの8など、一つ飛びの数字の間の牌が該当する。受け入れは1種類のみだが、横の牌を引くことで両面になるうれしい変化もある。
嵌張受けの例:
→を引いてになり、受けに
辺張(ペンチャン)受け
12と持っているときの3、89と持っているときの7が該当する。こちらも受け入れ枚数は1種類のみだが、このままでは両面にも変化せず、3と7は麻雀のキー牌でもあるため、苦しい受け入れに分類される。
順子を作る上で、両面受けは非常に優秀。手作りの際は、まずは両面を意識するといいだろう。
順子を作る鳴き(チー)
なお、順子は鳴いても作ることができ、順子を作る鳴きは「チー」となる。チーは上家からしかすることができない。
チー チー
チーについては以下の記事で詳しく解説。
副露とは / 鳴き(チー、ポン)‐ 他家の捨て牌を利用して面子を作ること
\近代麻雀戦術シリーズ 新刊情報/