私設リーグの波は、プロからアマチュアへ 個性的なメンバーがそろった「Σリーグ」の魅力を紹介

皆さんこんにちは!私は最高位戦日本プロ麻雀協会所属の髙倉拓馬です。

去年大学を卒業した23歳で、麻雀プロ歴は5年目になります。

今は雀荘で働きながらリーグ戦やネット麻雀、noteでの執筆活動に力を入れています。

去年、ネット麻雀天鳳にて、「流行戦術の対策」という意味のあるハンドルネーム「メタビート」という名前を使い、十段を達成しました。

 

今回は、プロの中にあった「私設リーグ」という文化が私もよくプレイしているネット麻雀界にも広がっていて、ぜひ紹介したいと思い、この記事を書きました。

麻雀界には「私設リーグ」というものがあります。

これは公式戦とは別に、雀力向上、リーグ戦の戦い方を学ぶという目的で、有志が集まって行われる勉強会形式のリーグ戦です。
私、髙倉拓馬が所属している最高位戦日本プロ麻雀協会でいうと代表的なのが「VS研」ことVS研究会。

https://x.com/VSSaikoui

このVS研には、Mリーガーの園田賢プロや醍醐大プロ、そして今期セガサミーフェニックスからドラフト指名を受けた竹内元太プロなどのトッププレイヤーが所属しており、今期は最高位戦YouTubeにて、メンバーシップ会員限定でVS研の様子が配信されています。
局終了後に手牌を開け、写真を撮り後程検討を行います。
リーグ戦では見られない一面を覗くことができます。

ところで、この私設リーグの波が、今プロを超え、主にネット麻雀を主戦場とするアマチュアにも来ていることを皆さんはご存じでしょうか。

今一番有名なのは「神域リーグ」。

https://x.com/shiniki_league_

Vtuberの天開司さんが主催しているリーグ戦で、Mリーガーのプロ雀士が監督を務め、Vtuberとチームを組んで戦います。パブリックビューイングが開催されたり、このキンマwebでは観戦記が書かれたりするなど、過去に例を見ないほど大規模な私設リーグになっています。ご覧になっている方も多いのではないでしょうか。

そして今回私が紹介したい、もっと皆さんに知っていただきたいと思っている私設リーグが、私も所属している「∑リーグ(シグマリーグ)」です。

https://x.com/sigma_league

全12チーム、60名からなるチーム戦。Vtuberの穹憧るか(きゅうどう るか)さんが代表を務め、今期3回目を迎えています。

https://x.com/Kyudo_Ruka

今回はΣリーグの魅力をまとめました。この機会にΣリーグを知っていただけると幸いです。

Σリーグの魅力①参加して楽しい!誰にでも参加できるチャンスがある、個性的なメンツ

このΣリーグでは、Mリーグと同じようなドラフト形式を採用しています。
ドラフト会議のリアルタイム配信では、私設リーグでも最大級である配信同時視聴者数1500人、総視聴回数2万回を達成しました。

このΣリーグは、ドラフトへの参加表明さえすれば誰にでも参加のチャンスがあります。
このドラフトで選ばれたメンバーは非常に個性的で、主戦場としているフィールドも様々。
例えば、「雀魂」を主戦場とするVtuberの鴨神にゅうさん。雀魂の大会でのタイトル獲得実績が豊富な強豪として知られるプレイヤーです。
鴨神にゅう@麻雀VTuber (@Kamogami_new) / X (twitter.com)

そして、「天鳳」を主戦場とする天鳳位のヨーテルさん。実力は折り紙つきで、YouTubeでの配信などにも精力的なプレイヤーです。
ヨーテル♠️18天鳳位 (@yoteru11) / X (twitter.com)

麻雀プロからも、RMUのA1リーガーである小川光プロ、神域リーグでの観戦記が大好評である後藤哲治プロ、トランポリンでオリンピックの出場経験がある伊藤正樹プロなど、強みを持ったプレイヤーが多数参戦。

他にも、魂天のプレイヤーから天鳳高段者、監督がドラフト参加表明者の牌譜を全力で見て選出した方まで、沢山の強豪プレイヤーが集まっています。

さらに、このリーグには「育成枠」を各チーム最低一人採用する規定があります。これから麻雀が強くなりたいと思っている人に対局の場を設けることで、その人がどのように成長していくかを見られることは、他の私設リーグにはないポイントだと思います。

実際、最初は育成枠として入ったものの、今は実績を評価されドラフトで指名されたプレイヤーも居ます。
「ネット麻雀という気軽にプレイヤー側に立てるフィールドで、誰でもチーム戦に参加できる」というのは、今までプロの中にあった私設リーグとはまた違った魅力があります。

Σリーグの魅力②観て楽しい!たくさんの「VPL」所属Vtuberと、12チームそれぞれの楽屋Youtube配信

また、Σリーグには、日本プロ麻雀協会とRMUが共同開催するVtuberのリーグ戦「VPL」に所属するVtuberが多数いらっしゃいます。

そして、これらのVtuberはその多くがチームの監督を務め、各チームがYoutubeでそれぞれ楽屋の配信を行っています。
配信内でも麻雀の正解を追い求めるストイックなチームから、まるでセットのノリかのようなチーム、選手を全力で応援するチームなど、12チームがそれぞれの色を存分に発揮しています。
配信内で麻雀の検討を行うチームもあり、雀力向上、特定のチームの応援、配信でのチームの掛け合いを観るなど、楽しみ方は様々です。
ぜひ、お気に入りのチームやVtuber個人を見つけて、配信を楽しんでご覧ください。麻雀が好きであれば、どこか必ず推しの人やチームが見つかると思います

麻雀が好きであれば、Σリーグは楽しめます!

このほかにも
・各選手による試合後の自戦記
・公式からの観戦記note、1週間の振り返り配信の放送
など、楽しめるコンテンツはいっぱいです。

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