チームを支え続ける
白鳥翔の9勝目
文・坪川義昭【金曜担当ライター】2025年1月10日
第2試合
東家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:黒沢咲(TEAM RAIDEN / 雷電)
西家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
北家:猿川真寿(BEAST X)
レギュラーシーズンも中盤に突入したが、渋谷ABEMASはなかなか波に乗り切れない。
ボーダーの6位まで200p差をウロウロしながら、その差をなかなか縮められないままいる。
そんなチームの中で一人息を吐くのが白鳥翔だ。
先日は個人4連勝を達成し、200p以上のプラスを維持している。
どんな窮地に立たされても必ずポイントを持ち帰り、チームを救ってくれる頼れる男が本日も登板となった。
東3局1本場
西家の高宮がを仕掛けてテンパイを入れる。ここは軽く捌いておきたいところだ。
南家の猿川も合わせるように仕掛けを入れた。
そう簡単に親番は譲らないと白鳥が絶好のカンを引き入れてリーチを放つ。
猿川が一発でを掴んで長考に入る。
宣言牌よりも先に切られたと、通ってない筋の多さからテンパイは崩しにくい状況だ。
このを捉えた白鳥が12000点のリードをものにした。
当然気分も乗ってくる。
東3局2本場
北家の黒沢がヤミテンから手牌を変化させた。
終盤とはいえ、更なる高みを目指してヤミテンを続行する。
黒沢がツモ切ったで形式テンパイを入れなかった白鳥がリーチと出る。
もう一巡遅かったらチーテンを取っていただろう。
黒沢はアンカンを入れるが、現物待ちで当然リーチとはいかない。
ここは黒沢の勝ちで8000点の直撃となった。
雷電としても簡単にトップを譲るわけにはいかないのだ。
南2局2本場
親の黒沢が珍しく1枚目のを叩いてホンイツのイーシャンテン。