チームを支え続ける白鳥翔の9勝目【Mリーグ2024-25観戦記 1/10 第2試合】担当記者 坪川義昭

チンイツでもタンヤオでも高打点が確定している白鳥も仕掛けて応戦する。

流石にスピードは黒沢の方が上で、すぐにカン待ちでテンパイが入った。

白鳥は自身でとを通したことによって、危険牌の濃度が上昇したをしっかりと止める。
もしも、順番が逆だったら放銃に回っていたと思うが、ギリギリの押し引きを魅せてくれた。
実に冷静なプレーである。

この局を粘り切り、ノーテンバップを獲得する。小さな加点ではあるものの貴重な収入だ。

南2局3本場

5巡目にタンヤオのテンパイを入れた白鳥はヤミテンを選択する。
リーチといく術は十分にあるものの、決定打にならないのが不満ということだろう。

同様に黒沢もテンパイが入るが、変化を待ってヤミテンと構える。

赤を引き入れて打点がアップしたところでリーチを放った。

すぐにラス目の猿川も追っかけリーチを放ち場が沸騰し始める。

この2軒リーチを受けて一番鼻息が荒かったのが高宮だ。
当然撤退など考えず真っすぐ手を進めて、ハネマン級の超勝負手をノータイムでぶつけてきた。

 

アガリ牌が先にいたのは白鳥。
この5200点のアガリで勝負を決めて個人9回目のトップをチームに持ち帰った。

どれだけチーム状況が苦しくても下を向くことは許されない。
チームを支える柱として白鳥はポイントを積み重ね、仲間の復調を待ち続ける。