堀慎吾プロ
最終局、僅差を守り切り
決勝進出!!
【B卓】担当記者:小原しゅう 2025年9月13日(土)

松嶋桃
Mリーグ実況でお馴染みの松島プロ。
京都大学法学部卒、日本プロ麻雀協会所属。その他クイズ番組出演、最強麻雀集団「カプリティオチャンネル」のレギュラーメンバーで活躍。
最強戦2年連続FINAL進出の実績。3年連続FINAL進出を目指す。

藤崎智
日本プロ麻雀連盟所属。
過去にMリーグのKONAMI麻雀格闘倶楽部で活躍し、高打点ヤミテンが得意の「麻雀忍者」。
ここ3年最強戦は初戦敗退と最強戦では不完全燃焼に至るが今期FINAL進出となるか

堀慎吾
日本プロ麻雀協会所属、Mリーグ・KADOKAWAサクラナイツ。雀王2回、最高位戦Classic優勝などタイトル多数。読者アンケートでは、最も強いプロ雀士とも言われており、誰からもその実力を認められた最強雀士。
麻雀だけではなく、プライベートとも昔から面倒を認めらっていたという沢崎プロとの対局に燃えていた。

日本プロ麻雀連盟所属。МリーグではKADOKAWAサクラナイツにも過去在籍していた。
昔から付き合いもある藤崎プロのことを上手い、堀プロのことは強いと事前インタビューで嬉しそうに話す沢崎が印象的であったが、骨肉の争いという対決にふさわしいこの3名の対決はどのようなものになるか注目が集まる。

Xによる勝敗事前アンケートでは、8532票が集まり、1位が堀42.8%、2位が松島31.4%、3位沢崎18.3%、4位藤崎7.5%という集計であった。
1位の堀に関しては、現役Mリーガー且つ、最強プロ雀士とも名高いため順当ともいえる数値ではあるが、この錚々たるメンバーの中に31.4%と割って入ったのが、松嶋プロ。Мリーグ実況のイメージが強い松嶋であったが、2年連続FINALにも進出しており、実況だけでなく、その実力は世間に認知されている。
東1局
開幕はX投票結果No.1の堀が4,の先制立直。
藤崎がを切れば聴牌という局面に出くわすも、しっかりと放銃を回避し、
流局。拮抗した試合の予感を漂わせる立ち上がりからスタート。
東2局1本場親番の藤崎が、と
をポンし、
バックで仕掛けるも、沢崎、松嶋が一枚ずつ抱えしっかりと抑え流局。
道中藤﨑はの1シャンテンになり、役がある
を仕掛けるのが本線ではあったが、
前巡に堀から出たをスルーし、次巡に
ポン。

役なしながらも聴牌をいれることに成功。2枚目のをポンする理由として、
の
–
聴牌から
シャンポンに待ち換えしたパターンもしくは、今回のような役牌バックが濃厚(もしくはうっかり鳴き忘れてしまった)な局面で個人的にとても面白い局面だった。
東4局
ここまでノー和了の松嶋がピンズのホンイツ仕掛けで発進。
それを見た堀がイーシャンテンの形からの受入れを拒否して、
を先切りし
のシャンテンにしていた。
が入れば、両面以上の立直が打てて、
が入れば、三暗刻と打点もあり、
を引いたときの
は待ちも打点も弱く、最終形を強くみた一打となった。

堀の思惑通り、を引き入れ、
待ちの先制立直に成功し、高めの
を自摸。
1000/2000の大きな和了をし、本ルールにおいては大きなリードとなる33500点を持って南入へ。
南2局
を仕掛けペン
の
ドラ1の先制聴牌を入れたのは親番藤崎。
堀からの先制リーチを受け、2着まで勝ち上がることができる本ルールでトップ目の立直には押しにくい点況でもあるため、聴牌を崩し後退することに。
その後、数巡して沢崎が同じ待ちで追っかけ立直となり
のめくり逢いの構図になると思われたが、一度聴牌を崩して後退していた藤崎も危険牌を切らずに
で聴牌復活し、3人が聴牌となるめくり合いとなった。

ここまで見せ場もなく親番もなくなってしまったラス目の松嶋も三色含みの大物手のシャンテンと好配牌を得ていたが、藤崎がその松嶋からを討ち取ることに成功。
二人のリーチを蹴りリーチ棒含めて3500点と大きな加点を決める。
南3局
1位から堀29700点、藤崎28700点、沢崎21600点、松嶋20000点と拮抗した状況で迎えた本局。
親番堀が高目三色ののヤミテンを入れ、これが決まれば、堀の勝ちあがりは確定的なものとなったが、沢崎が
のピンフのみのヤミテンでかわすことに成功し、オーラスは全員が20000点代と拮抗した点況で迎える。
南4局
親番は沢崎。
堀と藤崎は28700点で同点となるも南家スタートの藤崎が1位。
仮に松嶋が満貫をツモった場合、松嶋、藤崎の2名が決勝進出となるため、堀としは自分で決めにいきたい。