麻雀は小説より奇なり!!
逆転に次ぐ大逆転、
ラストはまさかの、
国士無双!?
10月4日(日)15時より、「麻雀最強戦2020 著名人超頭脳決戦」が行われた(司会:小山剛志/アシスタント:天木じゅん/実況:日吉辰哉/解説:井出洋介・梶本琢程)。
その模様はABEMA麻雀チャンネルにて生配信され、宮内悠介さん(小説家)が優勝した。
宮内さんは
「…結果的に、大味な感じになってしまって恐縮です。(オーラス2本場は)マンガンツモでいいのになんで国士になるんだろうって思ってました(苦笑)」
国士無双での逆転については
「自分の身にこんな奇跡が起きるとは、信じられないです」
と語った。
また、自身が紹介されるときに「かつて麻雀プロテストに合格」と紹介されたことに関して
「補欠の7番目くらいだったので、合格はしていません!」
と訂正を入れた。
また、ファイナルに向けては
「ファイナルとなれば、本当に麻雀に賭けた魑魅魍魎たちがいて、なかなか難しいとは思いますが運の要素もあるので、頑張ってみたいと思います」
と決意を顕にした。
宮内さんには麻雀最強戦2020ファイナルへの出場権、賞金10万円と役満賞の10万円ならびにアース製薬商品の詰め合わせが贈られた。
▲宮内さんには役満賞・ファイナルへのチケットなどがおくられた
<Abema>
日本で一番麻雀が強い奴は誰だ!それを決めるのが麻雀最強戦です。8名の選手が出場、この大会の優勝者が12月に行われる麻雀最強戦ファイナルに進みます。
今回は、頭脳派の著名人対決。東大卒2人、棋士3人、作家3人の頭脳戦をお楽しみください。
対局メンバーは次の8名。
【A卓】広瀬章人 釼持丈 須貝駿貴 木原直哉
【B卓】香川愛生 片山まさゆき 福本伸行 宮内悠介
A卓からは須貝・広瀬、B卓からは宮内・香川が勝ち上がった。
▲A卓1位 須貝駿貴さん
▲A卓2位 広瀬章人棋士
▲B卓1位 宮内悠介さん
▲B卓2位 香川愛生棋士
決勝は、宮内・香川・広瀬・須貝の並びでスタート。
東1局、南家の香川がリーチをかけると、宮内はローリングの末にチンイツ・一気通貫・ドラ1のハネマンをテンパイし、香川から討ち取って18000点をゲット。いきなり宮内が大きなリードを築く。
宮内を他の3家が追う展開。
東4局には親の須貝がドラ1のテンパイでリーチをかける。するとこれをホンイツのテンパイの香川から一発で討ち取って7700点。須貝が2番手につける。
同1本場で・ドラ1の1000オールをアガった須貝は、2本場ではリーチ・ツモ・ドラ1の2000オールを決めて、ついに宮内を逆転することに成功。
しかし広瀬も黙ってはいない。
広瀬は南2局5本場にリーチ・ピンフ・ドラ1の3900をアガって親を迎える。
南3局、須貝が8巡目にピンフのリーチをかけると、親の広瀬が14巡目に追いかけリーチ。須貝を返り討ちにしてリーチ・ドラ2の7700直撃に成功。我慢を重ねてきた広瀬がついにトップに立つ。
同2本場、須貝が8巡目にリーチをかけるも、着落ちした宮内の猛攻が炸裂。
ポン、チー、ポンと仕掛けてとのシャンポン待ちでテンパイ。このをまたも香川が掴んでしまい、宮内が3900点のアガリで再度トップに返り咲く。
しかししかし、逆転劇は終わらない。
オーラス、須貝の4巡目リーチにドラポンしてテンパイの宮内が、真っ向勝負するも軍配は須貝に上がる。3900の放銃で、今度は広瀬がトップに。
さらにさらに、同1本場。
またも須貝の親リーチ、待ちは。そしてドラは。結果は須貝のツモで4000オール! なんと須貝がトップ目に浮上する。
オーラス2本場を迎えて、各家の点棒は次の通り。
宮内 34,500
香川 ▲16,200
広瀬 37,400
須貝 44,300
須貝はノーテン流局で優勝。他3者は広瀬は5200ツモ、宮内はマンガンツモ、香川はダブル役満が優勝条件。
ドラは。
12巡目、広瀬がピンフ・イーペーコーのツモ条件を満たしたリーチをかける。すると次巡、守りに回った香川が広瀬の現物、かつ自身にアンコの、つまり4枚見えているを切る。
すると、なんとなんとこのに宮内からロンがかかる。
4枚見えているがアタる唯一の役・国士無双 …32000点のアガリである。
この劇的なアガリで宮内悠介が著名人超頭脳決戦を制して、ファイナルへのチケットを手にすることになった。
最終結果
宮内 68,100
香川 ▲48,800
広瀬 36,400
須貝 44,300
次回の麻雀最強戦2020は11月1日(日)に行われる「全日本プロ選手権」。
麻雀最強戦2020 著名人超頭脳決戦 ご視聴はコチラ
↑こんな面白い対局は見た方がいいですよ!!
(※文中敬称略)
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