【徹底検証】渋谷ABEMAS
白鳥翔の四萬切りは
「アリ」だったのか！？
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2025年12月11日
第2試合
東家：白鳥翔（渋谷ABEMAS）
南家：伊達朱里紗（KONAMI麻雀格闘倶楽部）
西家：園田賢（赤坂ドリブンズ）
北家：東城りお（BEAST X）
東4局2本場。
２着目の白鳥にチャンス手が入る。
３巡目に、役牌の
を重ねて、ドラの
をリリース。
手にあるのは、マンズと字牌だけとなった。
次巡、
牌を持ってくる手に、気迫がこもっているように見えた。
そんな白鳥のツモは、
だった！
これでメンツ手、七対子、どちらと考えてもホンイツのリャンシャンテンとなった。
オタ風の
を斬り捨てていく。
さらに白鳥は、次の手番で、
を重ねた！
ここで白鳥は思考の海に沈む。
白鳥は、
どのような考えを巡らせているのだろうか。
20数秒が経ったのち、
白鳥は、
を切った！！
タイトルにも書いたように、今日はこの一打がアリなのか？ ナシなのか？？ を、メリットとデメリットを考えながら検証していこうと思う。
この記事では、「打のメリットが、デメリットに見合うなら、アリ」としたい。
みなさんも、「自分ならどうするか？」 に加えて「選択自体はアリかナシか？」を判断していただけると幸いである。
「自分がするかしないか」と「その選択肢自体が有力なのか」はまた別である。アリなのかナシなのかは、気楽に考えていただきたい。
さて、ではまず、を切るときのデメリットを見ていこう。
それは、「受け入れ枚数の減少」である。
具体的には、
を捨てると、
の形が崩れ、イーシャンテンになるはずだった、
と
の「８枚」受けがロスとなってしまうのだ。
自分のツモだけでなく、チーをすることも出来るので、牌を素直に組み合わせていく点での損失は大きい。
ツモに関しては、を打っていても、
というリャンメン含みの形でリカバリーが効くものの、やや後手を踏むのは間違いがないところだろう。
白鳥はMリーガー歴７年。去年の大活躍も記憶に新しく、今年も100ポイント近くプラスしている。
そんな白鳥が、この「８枚損」に気づかないはずがない。
では、このロスを承知で打ったの「メリット」とは何なのだろうか？
それは、「のトイツ」ひいては「ホンイツをやっていることそのもの」をボカせることである。
自分の河がどうなるのかを考えてみよう。
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