赤のユニフォームに、袖を通して 内川幸太郎 笑顔の記録更新【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 2/2 第1試合】担当記者 後藤哲冶

赤のユニフォームに、
袖を通して 内川幸太郎
笑顔の記録更新

文・後藤哲冶【火曜担当ライター】2026年2月2日

EX風林火山は最高のシーズンを送っている。

レギュラーシーズンも佳境であるこの2月。
積み重ねたプラスポイントは1000を突破している。

過去、レギュラーシーズンでの最高ポイントは、昨年の赤坂ドリブンズが打ちたてた1132.5pt。
その大記録に、もうあと1トップのところまで迫っている。

もちろん、その記録を破ること自体には、さほど意味はない。
結局大事なのは、レギュラーシーズンを終えた時のポイント。
それでも、チームに勢いはつくし、ファンは当然喜ぶ。

本日の登板はチームメイトの永井のピッタリ下である個人2位につける内川幸太郎

新記録へ、そして更なる高みへ。
騎士から武士へと姿を変えたMリーグの千両役者が、今日も舞台へと足を踏み入れた。

第1試合

東家:逢川恵夢EARTH JETS
南家:日向藍子渋谷ABEMAS
西家:内川幸太郎EX風林火山
北家:鈴木大介BEAST X

東1局1本場

冒頭では新記録達成へ、と煽るような文を連ねたが、内川の今日の闘牌は全体的に安定感のある立ち回りだった。
流局で迎えた東1局1本場
内川がこの手牌から選んだのは。

【8マン】だった。
リャンペーコー等は消えてしまう打牌にはなるが、内川には既にこの局の目的があった。

親番の逢川がピンズの染め手模様。
自身はこの手牌で、内川はこの手を役アリでかわし手にしたい、という狙いがあった。
なら、2枚見えている【7マン】よりも、ペン【7ソウ】を残すという判断。

これがぴったりハマる。【7ソウ】を引き入れてテンパイ。
ピンフ高目イーペーコーのテンパイだが、これを内川はダマに構えた。

役無しのカン【3ソウ】テンパイが入っていた日向から【5ピン】の出アガリ。
1000は1300のアガリ。

内川はアースジェッツの逢川が親番であることに重きを置いていた。
このままではかなりの確率でレギュラーシーズンで姿を消すことになるアースジェッツは、他のチームより特にトップが欲しい状況。
だからこそ、リーチをしてこのピンズの染め手らしい逢川と、全面対決になることを嫌った。

今日がレギュラーシーズン初日であれば、全く違う選択だっただろう。
終盤戦だからこそ、そして風林火山は無理をしなくて良い立場だからこそ、選択肢が増える。
トップ目に選択肢が増え、4着目に選択肢が無くなっていくのは、麻雀の常だ。

東4局

ただ、オリてばかりで4着を回避できるわけでもないのが、麻雀というもの。
勝負できる時はしっかり勝負する。
親番の落ちた東4局イーペーコー完成のこの【3ピン】【6ピン】待ちは、十分勝負に値すると踏んでここはリーチへ。

トップが喉から手が出る程欲しいジェッツの逢川が押してくる。
内川はペン【7ソウ】ターツを払っているのみで河にほとんど情報がない。
であればと【7ソウ】の暗槓で真っ向勝負の構えだ。

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