熱論!Mリーグ【Mon】
華麗なるトップを
君が獲ったから
9月の終わりはセレブ記念日
黒沢咲の 強気の一撃
文・ゆうせー【月曜担当ライター】2019年9月30日
2019Mリーグ、開幕。
およそ半年ぶりにMリーグの舞台で見た黒沢は、なんだかとっても綺麗に見えた。
もちろん昨年度の黒沢も
まさに「お嬢」というニックネームがピッタリの、エレガントな佇まいでとても素敵だったのだが、
今日、2戦目に登場した黒沢は、
このように「凛」とした美しさに磨きがかかっているように思えた。
黒沢の持ち味である高打点狙いの「セレブ打法」にも磨きがかかっているのだろうか…?私はワクワクしながらモニターの前に座っていた。
2戦目
テーマ1 華麗なるセレブ打法
東1局
注目の黒沢の配牌、
なんとイーシャンテン!今期も黒沢の豪運は健在か…?
しかし数巡後、
「リーチ」
先手をとったのは黒沢ではなく朝倉だった。待ちのリーチピンフドラ1の手だ。
このリーチを受けた黒沢、
まずは、現物のを切って受けに回る。
次巡、
ドラのが重なった!こうなったらどうする…
黒沢の選択は、
打だった。の筋とはいえ、はドラのそばでやや危ない牌。だが、ドラドラになった今、イーシャンテンをキープする価値がこの手にはあるとの判断だろう。
さらに次巡、
がアンコになってテンパイだ!ここは…
もちろんを勝負。リーチだ。ドラドラのテンパイを果たした今、待ちがカンチャンであろうと、が超の付く危険牌であろうと、めくり合いに持ち込んでいくのが「強気のビーナス」黒沢のスタイル。
久しぶりのMリーグでの対局でやや緊張こそしているものの、黒沢は落ち着いているように見えた。
結果は、
2件に対してとが通って中スジとなったが、安全牌に窮する多井の手からこぼれ落ちた。
「ロン」
湧き上がる雷電ユニバース。
裏も1枚乗って、リーチドラドラ裏、黒沢の8000点のアガリとなった。
さて、今期から1局終了後の点棒移動が、プラスは緑字で、マイナスは赤字で、それぞれ持ち点の上に表示されるようになった。
点棒の動きがハッキリとわかり、ありがたいと感じた。このようにMリーグは年々進化していくのだろう。